日記/雑記/妄談 30 4月 2007 典型的な休日 昼からSIGGボトルに詰めたお茶を持って、ピスト君に乗って図書館を巡り、職場に一瞬顔を出し、そのまま街に繰り出して時計の電池と朝顔のタネを買い、中心を外れた人の少ない目のスタバでコーヒー飲みながら借りた本を読み、友人にメールを書く。 なんですかコレ。「SIGGボトル」「ピストバイク」「図書館」「スタバ」というありがちキーワードですよ?典型的な都会派エコロジーインテリな休日の過ごし方って奴じぇねぇ?[…] 続きを読む
本 29 4月 2007 金森 修 『ベルクソン 人は過去の奴隷なのだろうか』(シリーズ・哲学のエッセンス ) ISBN:4140093080 土偶小屋にはアンリ・ベルクソン『意識に直接与えられたものについての試論 』が最初のちょっとだけを読まれただけで転がっており、これからも恐らく半永久的にそのままであろうと推測されるのだが、ベルクソンに興味があれこそそんな本を買ったわけであり、この『ベルクソン 人は過去の奴隷なのだろうか』(シリーズ・哲学のエッセンス )は職場の図書館で哲学の本棚のあたりをぶらぶらしてい[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 28 4月 2007 祝福されよ/わが民エジプト/わが手の業なるアッシリア/わが嗣業なるイスラエル 年に一度のお祭り的業務で遅くから遅くまで働いた後に遊びに繰り出す。 化石燃料を燃やしながら、好きな音楽をかけながら延々と車を走らせ、延々と喋り続ける。 グレン・グールドのピアノを聴きながら、ズスケカルテットの弦楽四重奏を聴きながら、苦しみ自体に意味は全く無いものの、苦しみによって得られたものが後から振り返って見える事があるのはまた本当であると思う。 旧約聖書のヨブ記で神の試練によって子を奪われたヨ[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 27 4月 2007 土偶の皮を被った「かわうそ」の皮を被った「プレデター」 「親切」とか「礼儀」ってのは人間の性格上の資質に因って得られるのではなく、努力による習慣づけによって得られるのだと、村上春樹が『羊をめぐる冒険』で書いていたけど、確かに「親切や礼儀」が「優しさ」とか「思いやり」などで代表される意味群の概念とは全く違うモノであるように感じる事が多々ある。 「親切」や「礼儀」は現象としての事象を指す単語で、「思いやり」や「優しさ」は人間の内的な傾向性を指す単語であるか[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 26 4月 2007 情報と感情のインフレとデフレ 色々な対象に対する色々な感情が混ざり合い、自分が何をどう感じているのかさっぱりわからなくなる事がある。 混乱というものは大抵の場合、情報量の過多とその情報の信憑性の揺らぎの相乗効果から起こってくるものである。 そして一方、なんらかに対する情報量が不足する事態が起こると、大抵の場合はその不足した情報を希望的観測に基づいた想像で補完しようとする。 情報のインフレで人は混乱に陥り、情報のデフレでは感情だ[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 25 4月 2007 適当をちゃんと考えてみた。 「ちゃんと適当に働いた?」という疑問文の意味は、「適当に働く」をちゃんとしたか?ということになる。 詳しく言えば、ほおっておけば思わず頑張って働いてしまうような人に、そうならないように適当さを保つように気をつけて働いたか?と問いかける文である。 逆に「適当にちゃんと働きました」は「ちゃんと働く」を適当にするわけで、ちゃんと働く気持ちやけど、力を抜いて適当に働きました。という事になる。 上の二つ、語[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 24 4月 2007 『海の名前』 / 時計仕掛けの土偶? 今ISBN:4487797055 日仕事帰りに職場の図書館で本を借り、傭兵仲間と少しばかり話し、まだ明るいうちに帰宅する。 そのうちの一冊は海にまつわる色々な名前をテーマにした『海の名前』という写真集のような本で、いかにも腐女子が「癒し系」と重宝しそうな本であるが、海と魚に過敏反応する私の事であり、読んでいるうちに激しく海に行きたくなってきた。 こと海と魚に関して、土偶は腐女子となんら変わるところ[…] 続きを読む
本 23 4月 2007 J.M. クッツェー『石の女』 ISBN:4883190358 J.M.クッツェー『石の女』を読了。一週間ほどかけて2/5ほど、残りを昨日音楽を聴きながら一気読み。 最近お気に入りの作家であるJ.M.クッツェーがデビュー作の『ダスクランド』の次に出版した本である。 南アフリカの辺境の地主の娘である、男と世間に全く縁が無い孤独なオールドミスが主人公であり、クッツェーらしい複雑な仕掛けが施された226の文章の断片で構成されている。 […] 続きを読む
音楽 22 4月 2007 J.S.バッハ 「ブランデンブルク協奏曲」 昨日買ったCDを聴きながら本を読む。 音楽と言うものはすべからく「感情」を刺激する側面があるわけやけど、「聴いた時」の心情的な状態もその刺激の大きな要因となるので、特定の音楽が、特定の人や状態や場所と結びつくという事が起こりうるのだろう。 そういうわけで、何年か過ぎればこの「ブランデンブルク協奏曲」も多分特定の何かに結びついた音楽という事になるような予感がする。 J.S.バッハが作曲し、ブランデン[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 21 4月 2007 CDを買う、お笑い三段論法 久しぶりに街中に出かける。ビレッジバンガードで本を読み漁り(読むだけ)、服屋を巡り(見るだけ)、CD屋を巡る(視聴するだけ)。 試聴するだけのつもりやったけど、なんとなくCDを買った。前からちゃんと聞きたかった、J.S.バッハ ブランデンブルク協奏曲の全曲集である。 2枚組みで1500円と一番安いのを買ったのだが、もう少しリサーチしておけば良かったとちょっと後悔。 必死で何らかの欠乏に苦しんだ挙句[…] 続きを読む