祇園祭世界の終わり、宵山最果ての地を冒険する。の巻
毎年恒例の祇園祭に今年も繰り出した。宵山で雨の心配も無しと言う事で凄い人の出である。いつもはこっそり逆送するポイントも今年はムリムリであった。
いつもの「ベーコンエッグタイヤキ」「フレスコのコロッケ」「玉こんにゃく玉三郎」であるけど、今年はいつもと歩くコースが違ったせいか結局「ベーコンエッグタイヤキ」に遭遇せず。
「玉三郎」もちょっと苦労して発見。
フレスコはわかりやすいけど、「ベーコンエッグタイヤキ」と「玉三郎」は毎年どこやったか迷っているうえに、毎年ココにあったのを覚えておこうとか言って、毎年忘れている。
毎年どんぐりを埋めて忘れるリスのような事をやっているので、来年こそちゃんと調べられるようにこに書いておく。
「ベーコンエッグタイヤキ」は蛸薬師新町の北観音山付近にあったはずやけど、今年は何故か見つからず、情報では六角室町の鯉山の近くにあったらしい。今となっては全くの謎である。
「玉三郎」は仏光寺新町の船鉾付近であった。
来年役に立つかな?
去年まではだらだらグタグタで良くわからん話しながらアヒャヒャヒャだけやったけど、今年はちょっと趣向を変えて「マイナー山巡り」を提案。
今まで行った事の無い辺境の地、主に南西にある四つの山を目指して、「マイナー山巡り」の冒険者達のパーティは歩む。
途中、普通に車が走っている道を黙々と歩き続け、辺りは祭りの雰囲気は皆無である。「本当にこの先に山があるのか?」と誰しもが不安を抱きかけたところで突如目に飛び込んできた闇夜に浮かぶ提灯の光の嬉しさは筆舌に尽くしがたい。
物心ついた頃から毎年祇園祭行ってるけど、宵山最果ての地、祇園祭世界の終わり、world’s endを見たのは生まれて初めて。
「なんとも手作り感溢れる」「人が少なくて快適」「工具要らずで簡単に分解出来そう」「夜店がなくてとても涼しい」 「このショボさが素晴らしい」 「こじんまりしてて(・∀・)イイ!」などと惜しみのない賛辞が飛び交い、必然的にテンションは上がる。
長刀や月鉾を一瞥しかせず、メジャー山鉾に見向きもしない我々が、嬉々として携帯カメラでパシャパシャやっているのは最高に可笑しかった。
と言うわけでアドエスで撮った写真たちが上の四つである。
中でも特に木賊山はグッズの手拭と売り場の充実度と、サーカスかサイボーグのように歌い続ける童女、良くわからない山の上部にある真松っぽいゲートなど中々に頑張って凝っていて素晴らしかった。
山の「こじんまり度」も中々である。一気に木賊山ファンになった。
しかしマイナー山は良い味だしてるねー、いやー良い冒険であった、と言うわけで「マイナー山友の会」発足である。
私は基本的に人の多いところが嫌いなほうやけど、祇園祭だけは全く別なのは自分でも不思議だと思う。
祇園祭なんぞに絶対行きたくない人の気持ちも良くわかるし、祇園祭と言うだけでワクワクテカテカする人の気持ちも良くわかるのは良く考えれば不思議なようで、全然不思議でない事に気付くのであった。