ホップ・ステップ・お肉!/マグダラの七輪
土曜日に書いたブログに、金曜日の仕事帰りに焼肉を食べたことを書いたが、実は土曜日の夕食も焼肉であった。
「二日連続焼肉かよーまぁ美味しいからいいけど。」と思っていたのだが、今日の日曜日またしても焼肉を食べた。これで三日連続焼肉である。
もう、毎日食べるたびに美味しく感じる。ホップ・ステップ・お肉!という感じである。
ということで、良い天気なので琵琶湖でバーベーキューをしてお肉を焼きまくっていたのだが、目の前の琵琶湖をマガモが泳いでいた。
いつもなら可愛らしく見えるはずであるが、直接的な意味で肉食モード全開な状態で、肉が焼ける煙越しに見るマガモは、もう美味しそうで美味しそうで鴨ロースが泳いでいるようにしか見えない。
日本野鳥の会にえらい目にあわされそうなことを考えながらマガモを眺めていた。
こちらの心持と状況次第で、見られる対象はなんとでも変わって見えてしまうのを感じたのであった。
今回のバーベキューはいつも持っていくようなコンロではなく、もう古くなってボロボロで、下のほうの空気の量を調整する扉状のものが壊れている、食べ終わったらバラバラにして土に返すつもりであった七輪を持って行った。
肉を食べ終わって、デザートに苺大福と苺テーブルの上で食べてコーヒーを飲んだ後、七輪を土に返すべく湖岸に立てて石をぶつける。
一投して石がぶつかるたびに派手な音を立てて七輪の破片が吹っ飛ぶのは中々楽しい、姦通したわけでのもないのに、石殺しの刑にされる七輪がちょっとだけ可愛そうであったが、「あなたがたのうち罪を犯したことのない人が、まずこの女に石を投げよ」等と止めてくれる人もいないので七輪は瞬く間にボロボロになって土に返ってしまった。
しかし、数々の肉から秋刀魚にいたるまでありとあらゆるものを焼きまくってきたこの七輪、最後に崩れ落ちるまで一歩も退かず、山のフドウのような天晴れな散り様であった。