添加物の話題を添加

前日、久しぶりに日本に帰ってきた友人と近所のお店でご飯を食べながら酒を飲んだ。
私がちょっと前から魚柄仁之助の本を読むようになって、なるべく加工食品だとか合成調味料を摂取しないように気にするようになったのと時を同じくして、その友人もまた別の本から添加物の恐ろしさに目覚めていた。
その友人はちょっと小難しい系の本の話やらなんやらの方向性でやたらと話が合うので、会う度にそんな話ばかりしているのだが、食品添加物の話題でも話が合うようになっていて笑った。
添加物だとか加工食品の害についての話題ってのは、あまり興味の無い人に語ると、やたらと神経質に細かくてどうでもいいことに拘っているように聞こえてしまって話し難いものであるが、通じるもの同士になるともう暴走するようにいくらでも薀蓄語りに語ってしまう話題でもある。
トンカツを食べながら、揚げ物に使う油の「溶剤抽出法」についてと養殖の豚さんの薬漬け度合いにのついてのヤバさを語り、コロッケを食べながら遺伝子組み換え作物は残留農薬がヤバいのだ。などと語る。
しかし、持ってくるなり「養殖鳥の砂ずりは生物濃縮の終点!」とか「安酒は醸造アルコール!!」とか言われて店員さん気分悪かったやろうなぁ…
とは言え、出てくる食べ物についてそれぞれ「これはヤバいよー!」「これはキテるわー!」などといいながら食べるのもとてもスリリングで乙なものであった。

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