そして都市伝説へ…

今日もロードで出勤。
今までマウンテンで川を眺めながら川沿いの未舗装ダートを走るのが気持ちよかったけど、ロードもやっぱり気持ちいい。
朝のさわやかな空気の中、並木道を車の流れに乗って気持ちよく走る。
ギアをアウターに入れ、前傾で空気抵抗を減らしこれでもかと漕ぐ漕ぐ。
高速巡行時独特の風を切る音、タイヤから伝わるロードノイズが心地よい。
前方に風よけにちょうど良い原付を発見。
急いで追いつき、後ろに張り突く。
前を行く今どきの大学生風原付レディーは、俺が後ろに突くとやたらとミラー越しにちらちらとこちらを見る。「なに!振り切れない!!」とでも思ってるようだ。
「ふふん。化石燃料の50cc燃焼エンジンごときにはまだまだ負けんぞ、俺の燃料はアデノシン三リン酸、エンジンはミトコンドリア」などよく解らん事を思いつつプチニヤニヤしながらひたすら風よけにする。
やたらとペダルが軽いのでメーターを見ると、時速48km、ケイデンス94。
「うっしゃーええ調子で回ってるーまだまだ回るでー」ということで、隙があれば追い越してやろうと思ったのだが、やむなく職場に向かうため測道に出てレディーの視界から消えることになり、朝一番のバトルは終了。


しかし、よく考えてみれば、前のレディーは今日の朝の出来事について友人や家族に、
「気持ちよく河原を走ってたら、気がついたら後ろにニヤニヤ笑う黄色い自転車がぴったりついてきて、いくらスピード出しても振り切れず、気づいた時には後ろにいなかった」
と語るだろう。
そのレディーは振り切れない事に驚いていたのではなく、「変な黄色いのが追いかけてくるよー(泣)」と思っていたのではないか?と言う事に思い当たる。
そういえばなんか俺とミラー越しに目が合いそうになると直ぐ逸らしたし、明らかに俺は「変なもの」として扱われたかも…
つーか「ターボばあちゃん」の話のちょっとスケールが小さくなったようなもんやん…
そうか…ある意味俺は妖怪変化魑魅魍魎の類に思われていたわけか…
自分が都市伝説なった事を感じ、また都市伝説とはこうして生まれるのかと思った、うららかで頬をなでる風の気持ち良い、梅雨の晴れ間の朝だった。

2件のコメント

  • ニヤニヤしながら高速でついてくるチャリおじさんは不気味ですがな。

  • うむ。不気味以上のものがあるかと。
    最近いかに自分が不気味なんかよくわかってきました…

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。

PAGE TOP