クロイツェる1日

いつの間にかもう木曜日。
出勤時に寝ぼけながら自転車で走っていて、土手から大通りにあがろうと減速しながらくさび型のコーナーを曲がったところ、不意に後輪がロックして前輪を軸に120度ほどテールが流れた。
びっくりして目が覚めると同時にかなり恥ずかしかった。何を大層なコーナリングしとんねん。絶対普通に曲がった方が早いし、タイヤにも地面にも優しいぞ。
でもちょっと楽しかったかも…
仕事中もなんか一日中バタバタしてた。幼稚園児やプリンタの相手のかたわら、新兵器の試射と仕込みを黙々と続ける。
仕事が終わってから職場の飲み会に参加。(全く飲んでないが…)
終了後に小雨の中を自転車で帰ってくる。
慎ましやかな小雨の中を走っていると、こっちまで何とも慎ましやかな気持ちになる。


最近はマダイやハマチなどデカい魚を見ると「ああこんなん突きたいなぁ」としか思わない。
もうある種の病気やろう。と自分でも思う。
趣味と言えばまだしも、依存と言ってしまえば聞こえが良かろう筈はない。
「趣味」と「依存対象」を明確に分けることなど不可能なのではないかと思ったりしてみた。
自分の中から色々なものをえぐり出し、えぐり出していけば、最後に何か残るのだろうかと不安に思う。
amazon ASIN-B000091LCDイツァーク・パールマンとウラディーミル・アシュケナージの演奏するベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調op.47「クロイツェル」を聴いた。
パールマンとアシュケナージが弾くヴァイオリンソナタと言えば、エアーウルフにナイト2000のコンピューター搭載したくらいの戦闘力がある。(若人にはわからんか?)
しかしこのCD版のジャケット、アシュケナージはともかくパールマンの写真は修正入りすぎでないか?まぁ良いけど。
このレコードを切っ掛けにルートヴィヒを聴き始めたけど、やっぱり今聴いても素晴らしい。
ビル・エヴァンスとスコット・ラファロなにものぞ!と言うほどの二人のセッションで、
とてつもないテクニックに裏打ちされた余裕ある演奏で、
過剰なまでのヴァイオリンとピアノの会話がなされるクロイツェルはとても心地よい。

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