「うつ」にすらなれない世界
2013年9月6日
紛争地域で生活していたり、難民として国外に逃げていたりして毎日生きるか死ぬかのレベルで生活しているような状況に暮らす人にうつ病や精神疾患はほとんど無いという話がある。
同じように、毎日を生きるか死ぬかのレベルで生き抜いている人は「うつ」状態に陥っている暇は無い。
彼らは「うつ」状態にならないのではなく、「うつ」状態に陥ってしまって足が止まった時点で日々歩いている生きるか死ぬかのギリギリのラインのバランスが「死ぬ」方に大きく傾いて生命の危険にさらされてしまうからだ。
「うつ」にすらなれないというのは、靴を履いて寝ていたら空爆された時にすぐに逃げられないとか、衰弱して立ち上がれなくなるとハゲワシに食べられる。といった世界と大して変わらないのかもしれない。などと思った。