評価しないことは難しい

自分に対する肯定的なプラスの自意識と自分の事を否定するマイナスの自意識の二つをあわせることで、平均値として何とか他者と自分を区別できるレベルのニュートラルな自意識を”見かけ上”維持するのは意外にしんどいのではないかと思う。
がしかし、何らかの基準をもとにしてプラスやマイナスの評価を下さずに何かを眺めるということはとても難しい。
それでも、プラスでもマイナスでもあり、プラスにしか見えないマイナスや、マイナスでしかありえないプラスの存在を体験することで、評価無しの認識というか受け入れの必要性を感じるのではないだろうか。ある種の分裂は、分裂している事自体が統合された状態であることを教えてくれるような気がするし、そこの認識がちゃんとしていれば、ぐっと抑えて意識のレベルで評価を控えることもできるようになるのではないか。

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