一人ツール・ド・堀川通
2006年1月19日
先日酒を飲んだら異様に力が入って今までありえんようなことが出来てしまうというということを書いたけど、今日もまた飲み会だったので、今日はひそかに帰りに何が起こるのだろうかと楽しみにしていた。
人の全くおらんちょっとした下り坂をまったり流していると後ろからギリギリチャリチャリいうような音が近づいてくる。振り向くと苦しそうな音を立てながらマウンテンが追いすがってくる。
闇夜にぼんやり浮かぶチェレステブルーのボディなビアンキの選択は悪くないにしても、チェーンのオイルが切れてディレイラーの調整が狂っているブロックタイヤなマウンテンに一分の隙もなくセッテイングされたロードが負けるわけにはいかん。シマノとカンパニョロのハイブリッド「シマニョーロ」の底力を見せてやる。ということで戦闘開始。とりあえずギアを一段重くして踏み込み、2,3回ほど回したところですかさずもう一段上げる。「おっしゃースピード乗ってきたでーそろそろアウターに入れるか?」とそっと後ろを伺うと既にビアンキはいない…千切れたというよりはどっかの角で曲がったらしい…
人生そんなにドラマチックじゃない。
いきなり競争相手がいなくなってムカついたので頭の中で自分の走りをツール・ド・フランス風に解説しながら帰ってきた。
「土偶選手、京都のピレネー、A級山岳をシッティングで攻めます!!」
雪が舞うほどのクソ寒い中、家に着いた時には汗までかいていた…
せっかく、勝負しようと思っていたのに残念でしたよ…
お望み通りリンク張っときましたです。
せっかく、勝負しようと思っていたのに残念でしたね(´Д`)