ある程度寒い日

朝起きて「今日はあまり寒くない」と思ったので薄着で出勤したものの、働き始めてしばらくして明らかにいつもより寒いことに気づく。
思い込みとか先入観とは恐ろしいもので、自分の周りの外界を自分の受容体に合わせて補正しながら感じ取っていることを改めて意識する。
例えば有名なこの画像を目をチカチカさせずに見ることは不可能である。顔だと認識せずに見ればチカチカしない筈やけど、脳の自動認識と自動補正機能を意識的に止める事は出来ない。しかしながらこんな思い込みや先入観のパターンニングともいえる機能で我々は大量の情報を一次処理して取捨選択することが出来るわけで人間なにもかも都合よく行くわけじゃない。
あるがままを見るという意味では基本的に自分など全く信用できないけど、そういう自分を見ているのもまた自分であるから逃げ道は全く無い。
「暑い寒い」から「正しい正しくない」まで考えてみれば認識から生まれる判断なんか、もうなんでも程度の差でしかないと思う、ある程度寒い日であった。

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