日記/雑記/妄談 1 4月 2008 新訳『カラ兄』を読み始める 昨日から新訳のカラマーゾフの兄弟を読み始める。 借りる時にホンマに期限内に読み切れるか?と弱気になったので1、2、3+5巻を借りた。 4巻が抜けているのはなぜだというご質問にお答えすると、本来は1、2、3巻だけ借りるつもりだったのやけど、5巻の「カラマーゾフ万歳」の大好きなシーンだけはどうしても読みたかったからである。ご理解いただけたであろうか? ゾシマ長老のキャラにちょっと違和感があるものの、私[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 30 3月 2008 非カップル分化圏が心地よい雨の日曜 昼に起きて焼きそばを作って食べる。塩胡椒ベースで味をつけ、オイスターソースで旨味を加える塩焼きそばも中々堂に入って来たと思う。 街に出てCD-Rを買い込んだ後、夕方前からバナナの樹が店先に生えているカフェでケーキとコーヒを。壁の一面全て使った棚に情報誌から絵本から料理本から自転車カタログから旅行本までの色んなジャンルの本がびっしり。カップルばかりの無駄にオサレなカフェと言うよりは一人か友達同士が多[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 29 3月 2008 星を見て穴に落ちたくない。と思った洋風野点 アウグスティヌス『告白』の感想を書くためにメモを見ながらちょっと読み返していたのだが、それだけでとても感動した。 例え世界に醜く見るに堪えない人間がいるとしても、いちいちそんな者に関わって心を煩わせる価値は無いし目を向ける時間さえ惜しい。例え書物であっても彼のような偉大な精神に触れる事の方が遥かに有意義で楽しい事であろう。 昼過ぎから今年初めてと言ってももう春やけどのカフェ土偶に出かける。 道中、[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 28 3月 2008 海に橋はかけられない 昨日、古い先輩を送った。特に仲が良かったわけじゃないけど、共通する部分はとても多いし、言い方は悪いけど、社会的にも心情的にも二人とも同じ「枷」にはまっていた仲間である事をお互いちょっと意識していたような気がする。 彼の行く末を聞き、私が最近読み始めた彼の専門である中世後期の神学者の話を聞かせてもらい、その他色々な話を聞いて何ともしんみりした。 今年度は、先輩も後輩も同輩も去って行く人が多い年である[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 25 3月 2008 急がないのは結論 「世の中には誤解というものはない。考え方の違いがあるだけだ。」と言ったのは村上春樹だった。 一方で彼は「理解というものは、つねに誤解の総体に過ぎない」とも言っている。 この二つの命題をあわせれば、「理解というものは、つねに考え方の違いによる異なった捉え方の総体に過ぎない」という事になる。 これが正しいかそうでないかはとりあえずおいておいて、その見方からすれば、例えば、一つの事象を五つの視点から見て[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 21 3月 2008 毎日がevery other day 一日おきに働いて休んで働いてを繰り返すのは中々変な気分だ。朝目が覚めて今日は仕事?休み?と迷うのはちょっと不思議な感覚である。 アラームが鳴って目が覚めても「ふふふふ」と余裕で止めて幸せに浸りながら再び寝入るような確信的平日休みではなく、休みだったか出勤だったか一瞬迷ってしまうところがいただけない。 それよりも休みじゃなかった事に気付いた時のガッカリ感は世界の終わりのようなどんより感でもある。 週[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 20 3月 2008 ジャンプ依存症 観ると影響されてジャンプしたくなってしまうらしい「ジャンパー」を観た。観るものに息つく暇を与えず、画面に釘付けにしてしまうほどの面白さの「ジャンプ依存症」の青年の話であった。大義のためでなくひたすら自分の煩悩の為だけに特殊能力を使うというスケールの小ささにとても好感が持てた。 私は非力ながらも頑張るパラディン側をずっと応援していたのだが、予想通りジャンパーを狩る事は出来ずにとても残念であった。 観[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 18 3月 2008 梅に鶯 月ヶ瀬に梅を見に行った。 初めて行ったのやけど、そこら中が梅の木だらけであった。 梅だらけであっても全体的に7分咲き以下だからというわけでも無いやろうけど、桜に比べるとだいぶ地味な印象であった。 でも、地味がならもなんとも渋い控えめな美しさは、桜にはない梅ならではの日本的なものだろうか。 とは言っても桜が日本的ではないと言うつもりでも無いのやけど。 鶯の声を聞きながら梅を見ていると何とも風流な気分[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 17 3月 2008 無限は始まらない 一日中かかると予想された仕事が午前中に終わり結構余裕が出来た。それでもやる事はいくらでもある。前倒し前倒しで片付けて行っても一向に仕事が減ったように見えない。無限から任意の数を引いても無限のままだと言うのと同じ。いや余りにも大げさすぎるな。うん大げさにも程がある。 仕事が無限であるのではなく、それなりの有限数が無限数に見えるのは私のキャパシティーの問題だ。 それでも「いち、に、さん、し、ご、いっぱ[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 14 3月 2008 いいえ、ゴドーです 週末の休みだけを待ちわびて毎日を生きるのは余りに味気なさ過ぎるし、気付くとそういう人になっているのも何とも哀しい。と昔はそう思っていた。 しかし今になって思えば、そこにはある種の真理があると思う。多かれ少なかれ皆ゴドーを待っているんだろうなと。 こうはなりたくない。と昔思っていたような者に自分が近づいて来ているのを感じるのは余り気分の良いものじゃない。 それでも避けようの無いものというのもまたある[…] 続きを読む