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ペドロ・コスタ『ヴァンダの部屋』 (2000/ポルトガル=独=スイス=伊)/絶望感と無力感と閉塞感と/無為というリアル 映画

ペドロ・コスタ『ヴァンダの部屋』 (2000/ポルトガル=独=スイス=伊)/絶望感と無力感と閉塞感と/無為というリアル

ASIN: B0002YD6AK ペドロ・コスタの『ヴァンダの部屋』 (2000/ポルトガル=独=スイス=伊)を観た。 端的にこの映画の内容を説明すると、恋愛も、陰謀も、アクションもまったく無く、ストーリーさえも何もなく、ただひたすら最初から最後まで、ヴァンダという名の顔色の悪い嫌な咳をする女性が、妹や友人や色々な人と話したり喧嘩しながら、ひたすらアルミホイルをライターで炙ってクスリを吸引し、また[…]
『心の羽根』(2003 ベルギー=フランス)/現実と妄想とのかかわり/狂気を微笑みで表現する/埋もれて目立たない良作 映画

『心の羽根』(2003 ベルギー=フランス)/現実と妄想とのかかわり/狂気を微笑みで表現する/埋もれて目立たない良作

ASIN: B000EULVJ0 映画視聴強化月間と言う事で、ちょっとマイナーっぽいベルギーフランス共同制作の『心の羽根』を観た。 「心の羽根」で検索するとぜんぜん違うドラゴンボールの主題歌がヒットするが当然それとは無関係。 ベルギーの片田舎に若い夫婦と小さな息子の三人家族が静かに仲良く暮らしていた。 生き物が大好きな息子はふとしたはずみに渡り鳥の群れに引かれる様にして蒸発、やがて鳥の集まる沼地で[…]
セルゲイ・パラジャーノフ「アシク・ケリブ」(1988年) /「リアル」ではなく「シンボル」 映画

セルゲイ・パラジャーノフ「アシク・ケリブ」(1988年) /「リアル」ではなく「シンボル」

ASIN: B000657RXM 以前観た「ざくろの色」と同じ監督のセルゲイ・パラジャーノフによる「アシク・ケリブ」 を観た。 「ざくろの色」は映画としての理解の範囲を超えていたので、当時の権力者たちに「理解できいないモノ」→「反体制だ!!」と糾弾され、パラジャーノフは投獄までされたが、この「アシク・ケリブ」はゴルバチョフによって自由な映画製作を許可された後の作品と言う事もあり、とても明るく希望に[…]
「変態島」(2008年)/「島」だけ内容と合致/発狂オチ 映画

「変態島」(2008年)/「島」だけ内容と合致/発狂オチ

先日「プレデターズ」を見てからちょっと勢いづいて見てなかった映画を立て続けに2本見た。 ASIN: B002QBT354 まずその一本目は2008年のフランス・ベルギー・イギリス・オーストラリア合作、2009年に日本でDVDが出た「変態島」である。 イメージ的に、ふと迷い込んだ孤島は変態だらけでパッケージの女性がまいっちんぐ!な展開を想像していたのだが、 最初から最後まで中だるみのようにダラダラ続[…]
「プレデターズ」(2010年) / B級プレデター映画 / プレデター VS 三船敏郎 or 三島由紀夫? 映画

「プレデターズ」(2010年) / B級プレデター映画 / プレデター VS 三船敏郎 or 三島由紀夫?

ASIN: B004184LW0 ずっと見たかったのに、いつの間にか映画館で見損なっていた「プレデターズ」をやっとこさDVDを借りてきて見た。 軍の特殊部隊や傭兵、マフィアや反政府組織、ジャパニーズヤクザや服役中の凶悪犯などの、人類の中で人を殺す事にかけて選りすぐられたらしき八人がプレデターの星に拉致されて、趣味で彼らを狩るプレデター達と戦わせられてしまう。というストーリーである。 プレデターが出[…]
「吸血鬼ドラキュラ」(1958年) / 生きる事はスリリング / んがーんがードラキュラ 映画

「吸血鬼ドラキュラ」(1958年) / 生きる事はスリリング / んがーんがードラキュラ

ASIN: B00007IGB2 そういえば先日久しぶりにDVDをレンタルしてきて映画を見た。 ドラキュラといえばこの映画というくらいの古典的な名作とも傑作とされる、1958年の「吸血鬼ドラキュラ」である。 吸血鬼たるドラキュラ伯爵とそれを倒そうとする人の闘いの話がメインのストーリーである。 クリストファー・リー演ずるドラキュラ伯爵は、ターゲットに決めた女性を夜な夜な訪れて血を吸うのだが、血を全て[…]
「三銃士」 (1994/米)/凶戦士三銃士/フランス王宮ウォーズ 映画

「三銃士」 (1994/米)/凶戦士三銃士/フランス王宮ウォーズ

ASIN: B000BKDREA 久しぶりに映画を、チャーリー・シーンが出ている「三銃士」 (1994/米)を観た。 かのアレクサンドロ・デュマの『ダルタニアン物語』の一つのエピソードを映画化したもので、もうこれで5回目の映画化であるらしい。 主人公たちがオッサンでどう観ても悪役面している所が好感が持てた。 しかし、気にせず容赦なく雑魚を殺しまくる三銃士+ダルタニアンは近衛騎士の皮をかぶった凶戦士[…]
映画:「青い珊瑚礁」 / 意外にグッと来る所帯じみた楽園系漂流記、あるいは思考実験 映画

映画:「青い珊瑚礁」 / 意外にグッと来る所帯じみた楽園系漂流記、あるいは思考実験

ASIN: B00174W92U 年末年始に見た映画、多分最後はブルック・シールズが出ている「青い珊瑚礁」(1980)である。 毎日毎日あまりにも寒くて、海と南国が見たくなり、そういえば某氏が紹介していたなぁ。という事で観た。 難破した船から少年と少女が無人島に流れ着き、無人島ですくすくと美しく育った二人はやがて結ばれてうんたらかんたらといういうのがストーリーの大筋である。 その紹介していた某氏も[…]
映画:「モーテル2」 / モーテルがいっぱい? / モーテル・ビギンズ 映画

映画:「モーテル2」 / モーテルがいっぱい? / モーテル・ビギンズ

ASIN: B002DKMS28 年末年始に見た映画、次は「モーテル2」である。 前作の「モーテル」を映画館で見て面白かったのでこの「モーテル2」を見た。 この「モーテル2」は設定として「モーテル」の前の話で、「モーテル」が如何にスナッフフィルム撮影所となったか、というあたりのいきさつがストーリーとなっている。 ようは、モーテル・ビギンズって感じですな。 映画としてはまぁ無難で可もなく不可もなくと[…]
映画:「黒いチューリップ」 / アラン・ドロンがいっぱい? / クソゲーの臭いのする映画 映画

映画:「黒いチューリップ」 / アラン・ドロンがいっぱい? / クソゲーの臭いのする映画

ASIN:B00006JL7V またしても年末年始に見た映画を紹介。 かのアレクサンドル デュマが原作の、アラン・ドロンが怪盗黒いチューリップとその弟の二役を演じた1964年の「黒いチューリップ」である。 革命を控えた18世紀のフランスを舞台に、大金持ちや貴族から強盗を働く義賊(本人も貴族)である「黒いチューリップ」が活躍する話である。 はずであるが、どう見ても「黒いチューリップ」がただのごろつき[…]
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