モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 グルダ アバド ウィーンフィル

今までモーツァルトはオペラしか聴かなかったのやけど、職場の某兄にモーツァルトのピアノコンチェルトの20番以降は中々宜しいよ。と教えてもらったので早速聴いてみた。
この曲に関してはピアニストとオケと指揮者がうんたらと言うレベルに至っていないので、とりあえずamazonでも評価が高い定番らしいのを選んでみる。
フリードリヒ グルダ,クラウディオ アバド, ウィーンフィルという面子でなかなかに強そうだ。


amazon ASIN-B0001FADHYモーツァルトって短調のイメージが全く無かったけど、20番のピアノ協奏曲ニ短調は中々いい感じ。
第一楽章アレグロ、第二楽章ロマンツェ、第三楽章ロンド:アレグロ・アッサイの通り、切迫感のある早くてドラマチックな第一楽章と第三楽章の間に、正にロマンツェな美しい旋律の第二楽章がはさまれる形となる。
モーツァルトらしくない(と俺が思っていた)深刻で内省的な音やけど、モーツァルトらしい旋律と言うか音楽的な語彙も存分に含まれている。
聴いてるとなんかモーツァルト的な劇場的で大風呂敷な感覚と、個人的な弱さとか情念が染み込んで来る感じ。
頼まれ物の能天気な曲ばかりじゃなくって、こういう個人的な曲も書いたんやと、なんかちょっとモーツァルトを見直した。えらそうな言い分やけど。

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