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2006年4月16日

「超ひも」二冊

「相対性理論」と「量子力学」を統一し、素粒子同士の運動から宇宙までを統一原理で記述する理論になると期待されている「超ひも理論」の入門書二冊の『超ひも理論』『超ひも理論と「影の世界」』。
買ってから気づいたのだがどちらも同じ著者で広瀬 立成という人。
本の構成も章立ても述べてある内容も挿絵までこの二つの本は酷似している。
出版社が違う本なんやけど大丈夫なんやろうか?
明らかに何も知らない一般庶民向けの本なんやろうけど、とてもちゃんと理解できたとは言い難い。
本の半分までは「超ひも理論」で統合される一般相対論と量子力学の話。余りにもさらっと流した感はあるけど、それなりにまとまっている感じはした。
でもそれぞれについては前に読んだ二冊の方がよく理解できるような気がする。
一つ大きな勘違いをしていたんやけど、まだその「超ひも理論」てのはは完成していないらしい。
なんやらスゴい統一理論が出来たものやと思ってたけど、重力以外の三つの力を統合する「大統一理論」ですらまだ完成していないそうで、まだまだ先の話と言うことになるらしい。


で、結局「超ひも理論」のキモはクォークやレプトンなどの物質を構成する粒子と、物質、時空界に働く四つの力が伝わる際に交換される、フォトン、ウィークボソンなどのゲージ粒子の全てを、閉じたヒモや開いたヒモの振動する姿だとモデリングすることで重力に対して「くりこみ」を導入して、重力以外の3つの力を統合した「大統一理論」に統合させ、時間や空間もその振動するヒモで記述すると言うことになるんやろうか??
いずれにせよ複雑な物理運度がどんどん細部に迫っていくことで、どんどんシンプルな図式になってゆく様は美しい。
「超ひも」は英語では「スーパーストリング」というらしく、ぶよぶよと震えるヒモを想像するよりは振動する弦を想像した方が解りやすいような気もするけど、いずれにせよビッグバン直後のプランク時間のプランク距離だとか、十次元だとか二十六次元だとか、ダークマターたる超対称性粒子だとかもう完全に想像すら出来ん。
「超ひも」と言われてなんか具体的な何かを想像するのも根本的に間違ってるのやろう。
そういうわけで、こういう事を説明されても「へー」とただひたすら感心するしかない。
どうしても何かしらの概念は何かに置き換えて理解するしか俺には出来ないので、重力もその他の3つの力も粒で伝わっているとか、時間も空間も次元の軸として理解されるとか、反物質の存在とか、エネルギーなり質量がプランク係数の倍数値しか取り得ないとかを説明するためには数式やら実験結果が必要になるわけで、そんな「X粒子交換による物質の消滅の式」やとか、「スーパーカミオカンデの観測結果」を見せられても俺には全く理解できない。
ここは言う相手を信用して「へーそうなんですかー」という意外にないやろうね。
俺にとって世界生成の秘密も「アマゾン奥深くに住むらしい地底人の地底帝国の税制制度」に対する知識と殆ど変わらない。
それとも俺には想像力もロマンも欠如しているのか?かといって現実的であるとはとても言えないような気もするのだが…
ぶっちゃけ相対性理論も量子力学も大統一理論も超ひも理論も俺にとっては現実生活と何も関わりがない。と言うことになる。
更に言えばそれを知ったところで俺が「知恵」を増大させたとは思えず、ただの「知識」が増えたと言うレベルで終わる。
言うまでもなく時間は有限である。プランク係数は俺には何の関わりもない。「知」の対象をを選ぶのも大事やなと思った。

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