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2006年5月28日

我は魚刺し土偶

とても天気が良かったものの一日中引き籠もってオペラを聴いていた。
入ってくる風が心地よく、窓全開で大音量だったので近所迷惑だったかも。バリトンがフォルテになる度に床がビリビリする感じやったし。
考えればオペラのストーリーって余りにもアホらしい。イタリア語やとかドイツ語やしまだわからんけど、これが日本語やったらもう聴いてらんない。て感じかもしれん。
それでもこういう天気に通る風に吹かれながら聴いていると「なんか平和やなぁ」という感じがひしひしとする。
でも俺がそんな事思っている遙か彼方では地震でえらいことになっていたわけで、局地的な平和だった訳だが。


ある種のピアノ協奏曲や交響曲や歌が余りにも甘かったり辛かったりして聴くに堪えんのに引き替え、オペラってのは発声の時点で人間的な日常からかけ離れているわけで不思議と感情剥き出しな感じはしない。
言葉はワカランにしても、ストーリーといい音楽の感情的なトーンといいとてもわかりやすい。全般的にオペラってのは明るいトーンやけど、ふとした時に変なところにヒットするわけで、それもなんというか「わかりやすさ」の一つやろう。
「深刻になることは必ずしも、 真実に近づくこと…ではない。」って村上春樹が言ってたけど、最近無駄に深刻ぶってたような気がする。
確かに深刻になったところで真実には近づかない。オペラってのは全然深刻でない音楽やけど、確かに人間の真実に迫っているような気がする。
ようは、人間てのはオペラ的にしょうもない事しかしていないし、なるべくなら深刻な事に関わり合いたくないし、深刻でもないという事かもしれない。

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