後の祭り

昨日に引き続き今日も「祭り」状態でわっしょいなドリル職人は朝から壊れていた一台を修理し、折れた刃を交換し、妙なアッパー系なテンションで一日を過ごす。
毎年この時期になると、今まで顔だけは知っていた卒業を控えた学生に質問されたりして話しているうちに、ほんのちょっとだけ仲良くなる事がよくある。
しかしながらお互いちょっとだけ知り合ったとたんに彼らは卒業してもう会う事はなくなるわけで、一期一会だといえばそうやけど、ちょっと寂しくはある。
ずっと院生だと思っていた学生が学部生だと判明し、一回生か二回生だと思っていた学生が四回生だと知ったりして、「個人差」は年代の差を吸収して凌駕するくらいの幅を持っているのだと痛感する。
自分の中でも年齢や状況に因るものだと思っていた属性が実は個人としての特殊性を持った特質であったり、逆に状況やら加齢で解決されたり獲得されるであろうと期待している問題や形質が、個人的な努力や素因に因るものでしかありえないという事があるだろう。
となれば、次から次へと解決を望まれる問題やら獲得を望まれる特質への希望を溜め込むのは、また「んじゃ前向きにやってみっか」と思うべき所を「んじゃもういらねえや」と思ってしまいそうになるのは、どのへんに位置する傾向なんだろうと思う。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。

PAGE TOP