ドン・土偶・アナクロ男爵
2007年1月9日
今日の午前中「久しぶりに靴を履いたので足が痛い。」などと未開人の水棲人の野蛮人のような戯言を呟き続けて、昨日までの引きこもりっぷりを見事に証明して見せた土偶であるが、今日は壊れた穿孔機2台と穴あけパンチ1台をルービンシュタインのトレモロのごとき優雅な手さばきで修理し、レミングのように打ち寄せる若人にドリルの使い方をひたすら説明し、時にはドリル講座を開催して「穴あけおじさん」と化していた。
口から先に生まれたかのごとくにひたすら喋りまくるドリルおじさんは、渡りイナゴのようにパソコンに群がる若人にも、ひたすら禁則処理とカーニングの法をも説いていた。
昨日までの誰とも喋らない一人の引き篭もりっぷりから一転して、今日の人多すぎ喋りまくりの働きっぷりに激しい落差を感じるも、これはこれで中々楽しい。
最近はずっと自分は引きこもり属性やと思っていたけど、今日のプチ「飲食接客業のクソ忙しい時アッパー系テンション」のような感覚は、自分が昔は外交的に人と話すのが好きやった時の感覚を思い出し、「接客業が楽しいクオリア」が自分の中にあるのを感じた。
全く正反対の属性が一個の人間に入り混じってるのは別に不思議な事でもなんでもないけど、この外交的な所と内向的な所の分裂に代表される自分の中にある極端さは、私にとっては自分で扱いきれないほどの危険物であるように感じる。
あまりにカラマーゾフ的な、等というと余りに時代錯誤やけど、土偶の辞書に中庸と言う文字は無いのかと思った一日であった。
ありがとうございます。これからもドリル一筋、不惜身命の覚悟で孜々として刻苦して参ります。(違
横から見る限り、この道ン十年を思わせる精悍ななドリラー姿でしたよw