『パンセ』マフラーいとをかし

風呂で『パンセ』を読む。ゆっくりゆっくり読んで、もういつの間にか11章まで終わっていた。残り3章やけど、12章の「イエス・キリストの証拠」は今ここで読むのは止めようと本を閉じて湯船に肩まで浸かり、あれだけ世と自分を憎んだパスカルのはさぞかし辛かったであろうと同情する。
相変わらず私の中に物欲の嵐は吹き荒れている。とはいってもオークションで落札するだけなので可愛いものである。
それでも規模の差はあれ私の中で欲求が走り回っている事には間違いない。
そしてその『パンセ』を読もうとする欲求と、マフラーを買おうとする欲求は同じところから端を発しているのは、いとをかし。であると思った。

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