平和だと戦争したくなる気持ち

最近の仕事は特に急を要するようなトラブルもなく中々にちゃんとまわっており平和である。
国で言えば国内の反体制分子もそれなりにコントロールされ、隣国が国境を侵す事も無いといったところだろうか。
もちろん私の直接関わる範囲に限って言えばであり、国交の無い所で広がっているなかなかにエグい戦火が自国に同及ぶとすればどのような形か?と言った視点で眺めていた。
しかしこれだけ平和だと戦争がしたくなってくるのもまた事実。国内が平定し富に富んだのでよその国に侵略にでも出かけるか。という発想はとても良くわかった。そしてそう言う切羽詰らない軽い感覚で行われる事こそが一番たちが悪い事も。


平和を戦争状態と比べる事無く価値あるものだと感じるのはとても難しい。激烈な戦争の合間にある平和こそ甘美である。
「よい戦争はあらゆる目的を神聖にする」と某ニーチェさんは言ったけど、平和を味わうために戦争をする人などいないし、例えそうだとしても、目的が神聖になっても戦争自体はどうすれば神聖になるのだろうかという疑問が残るのだ。
まぁ平和だからと言って侵略戦争になど出かけないで、社会サービスの増強や内需の拡大に向けて力を注ごうと思った。

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