毒ガス風呂
2008年11月4日
某レディーの家のドアの動きが硬いだか音がするという事でKURE 5-56を貸してあげたら、お礼に別府温泉の湯の花の入浴剤を頂いた。ありがたや。
早速その「某レディーの粉」を風呂に投入して入った。匂いは温泉だけど、お湯が泥沼のような色に。
色が泥沼とはいえさすがは温泉の素、泥沼の如く這い上がれないくらいに気持ちいい。お風呂好きにはたまらん。
つうことで前日に某氏から情報を頂き、仕事帰りに古本屋に寄って買ってきた『カムイ外伝 1巻』を浸かりながら読む。ふーむ、二巻の冒頭で息絶え絶えになっていた天人様の話の顛末がやっとわかった。
しかしこの湯の花、ちょっと前に流行った自殺に使われるあの気体を発生させる主原料になるのではなかろうか?サンポールなんかを注げばブクブク発生するのではなかろうか?
中学の時に硫化鉄に塩酸を加えて発生させる「卵の腐った匂い」の、作り方を致死量の目安と共にインターネットに載せるとどこからか圧力がかかって削除を要請されるらしいアレである。
しかし、良く考えれば一般的に「硫黄の匂い」と呼ばれるこの匂いは、硫黄自体は無臭であるからして硫黄ではなく硫化水素の匂いである。
大量に吸い込めば死に至るガスも、少量だと臭いながらも気持ち良く感じるのだ。
そういえば世の中そんなものばっかりやなぁ、などと硫化水素の匂いのする風呂でしみじみ思った。