下から目線のissue

なぜか街中に人が少ない。元々席と席の間が広く取ってある、満席でも快適であろうお店が更に空いていてとてもとても快適であった。
その広々したお店でスパゲティーとピザを食べ、今年の夏の海で作って食べた「サザエとカニとわさび風味アオサの白ワインベースの海水茹でスパゲティー」の美味しさは異常だったと思う。
デザートにエスプレッソを飲みながらケーキを食べ、買ってきた『ビッグ・イシュー』を読む。
定価300円のうち160円が販売人であるホームレスの人々の収入となるこの雑誌は、ホームレスに収入源を提供し、彼らの自立を支援するコンセプトで刊行されたものであるからして、どんな雑誌にも無い目線と価値観で溢れている。
販売人であるホームレスのおっちゃんへのインタビューとスペイン人ハリウッド女優のペネロペ・クルスへのインタビューがほぼ同じ扱いとして読めてしまうバランス感覚は中々お目にかかれない。
この雑誌を読んで、今年大きな問題となった問題を思い、自分が恵まれていることに感謝するだけではまだまだ足りないのだ。と思った。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。

PAGE TOP