キノコの夢

三メートルくらい幅のある川の水面から二メートルほどの高さの、すぐ横が山肌になっている堤防を歩いていたら、崖から張り出している立ち枯れた木に大量のマイタケ状のキノコがびっしり張り付いていた。
私は基本的に食い意地が張っていて、とりあえず何でも食べてみるのだが、キノコだけは知識不足のために手を出せない。
でも「これ食べられるのかな?」と思って周りを見渡すと、一転してあたり一面見渡す限りのキノコ。
草間彌生ちっくにキノコがありとあらゆる空間にびっしり生えている風景になっていた。
という夢を見たのを、中井久夫の本を読んでいて「キノコ中毒学はすべて死体の上に築かれてきたといわれます。」という言葉を読んで思い出した。
しかし最近なぜかよく夢を見る。

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