宵山/「フレスコとベーローチェと玉三郎を詣でる保存会」勝手に発足

そういえば、今年もやっぱり宵山に行った。宵々山、宵々々山が豪雨だったので人が宵山に集中したせいか恐ろしい事になっていた。
いつも宵山を回るメンバーの巡回コースは殆どが祇園祭に限らずいつも営業しているお店なのだが、不思議なもので普段はほとんど行かないそんな所に行っても季節感を感じるのである。
スーパーの店先で割箸に刺さって売られるパイナップルを齧り、地球儀のまわるコーヒー屋さんでコーヒーを飲んでいると、梅雨が終わるなと実感する。
そういえば、この巡回コースが確立された当初は、「ここパイナップル安いやん」、「ちょうどいいところにコーヒー屋があったし入ろう」から始まり、「おー今年も売ってる」「去年も行ったしここ入ろう」と時は行き当たりばったりの行動を繰り返してきたはずだが、何度も繰り返された今となっては我々にとってとても季節感のある年中行事に感じられる。
なぜ祇園祭にフレスコのパイナップルか?なぜ祇園祭にカフェ・ベローチェか?という行動自体に意味などない。ただ毎年繰り返しているだけで年中行事として感じられてくるのである。
そして、何度も何度も繰り返していると、そのこと自体に言語を超えた意味が生まれてくるし、こうなると、もう年中行事の枠を超えて様式美の域にすら入りそうな勢いである。
もう我々は立派に「フレスコとベーローチェと玉三郎を詣でる保存会」を名乗れますぞ。
というわけで、来季に向けて「フレスコとベーローチェと玉三郎を詣でる保存会」メンバー募集中であります。

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