早く齧歯目になりた~い

父が道の駅かどこだかで大量の栗を買って来た。なんでも安かったのでついつい買ってしまったらしい。
「安いから」という理由のみで物を買ってしまう父に血のつながりを感じてクラクラしながらも、大きい栗はまだ良いものの、2センチほどの小さい栗を見て、こんなに小さい物どうやって食べるんや…と母と私は愕然とする。
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写真のSUNキリンと一緒に写っているのは、先日鳥羽水族館で買って来た新キャラクターのチンアナゴ君であるが、このアナゴ君の胴回りの直径が1センチなので、栗の小ささがお分かりいただけよう。
腐らせるのも何なので、「え~い」ととりあえず全て蒸したものの、大きい栗は食べ甲斐があるがあまり美味しくない。小さい栗は食べにくいが美味しい。
なんというかジレンマである。
という事で私は味を選び集中的に小さい栗を食べる事にした。
ハサミでバチンと栗を真っ二つにして、スプーンですくえばいいのだが、面倒くさいので口の中に放り込み、中の身をモグモグ、殻はペッと外に出して、ゴミ箱にポイである。


暇があれば栗をパチン、モグモグモグモグ、ペッ、ポイ。
ネットを見ながらパチン、モグモグモグモグ、ペッ、ポイ。
水槽を眺めながらパチン、モグモグモグモグ、ペッ、ポイ。
本を読みながらもパチン、モグモグモグモグ、ペッ、ポイ。
なんかもう栗とハサミを握り締めて栗をモグモグしながら家の中を歩いているとなんかもうリスや鼠のような齧歯目の小動物にでもなった気分である。
とはいっても、立派なオッサンである自分を可愛らしくも小憎らしいリスと同一視するつもりは全くありませんぞ。
野菜の食べ方が小動物のようだといわれたことはあっても、自分がリスのようだとは思いあがっておりませんぞ。
しかしながら、歩き回りながら栗とハサミを持ち歩いていると、何かの拍子にそれらをどこかに置き忘れて、
「さあ栗食べるか。」「あれ栗何処?ハサミ何処?」
と大きなハテナマークが頭に浮かぶ事が多い。
なんというか、そういうところだけは、埋めたドングリの位置を忘れてしまうというリス並ですな…

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