夢が夢オチする

先日自分の笑い声で目が覚めたものの、肝心のその笑いのネタを忘れていて結局何が可笑しかったのか分からなくて非常に悔しかったことがあった。
昨日、再び夢の中で爆笑して目が覚め、目が覚めた瞬間に自分が夢で笑っていたことに驚き、そしてその夢の内容を布団の中で思い出して「バフッ」と一人で笑っていた。
いぜんならそのまま寝てその夢の内容を忘れていたところだが今回は違う。
今回ははっきりと夢の内容を覚えていた。
その夢の内容というのはこんな感じである。


私は某氏と夢の中でしゃべっていた。そしてその某氏は先日焼肉を食べてきたという。
某氏「いやー先日焼肉行ってねーめちゃくちゃおいしかったよー」
私「へー」
某氏「おうーいっぱいいっぱい注文したよー」
私「wwwwwいっぱいいっぱい注文したてwww」
とここで、私は爆笑していた。
何が可笑しかったのかよく分からないけど、とにかくこの「注文したよー」がツボにはまって、可笑しくて可笑しくてしょうがなかった。
私「wwwwwいっぱい注文したてwww何が美味しかったとかじゃなくてwwww注文だけかいなwwwww」
その某氏と二人でしばらく笑った後、私が「で?何が一番美味しかった?」と聞くと、
その某氏は「歯やねーめっちゃ硬かった。」と答え、私は「ふーん、それは硬そうや」と答えたのであった。
私は夢の中で「おうーいっぱい注文したよー」という言葉がツボにはまってひたすら笑っていたのだが、
冷静になって思い出してみるとまったく何が面白かったのかよく分からない。
むしろ「ふーん」でスルーした「歯やねーめっちゃ硬かった。」の方がまだ面白い。
夢の中の私は一体何に笑っていたのだ?
夢の中ってのは夢の中では当たり前として捉えられていることも、
起きて考えてみれば脈絡やら論理やら因果もあったもんじゃなく何もかもがぶっ飛んでるから、
夢の中では面白いと思ったことが起きても面白いとは限らないのだろう。
たぶん、今まで見て夢の中で大笑いした事も、この程度のしょーもないことに違いない。
それよりも、夢の中で笑った内容云々よりも、「夢の中で笑った」という事実の方が現実的に意義があるに違いないと思うのであった。
いわゆる夢オチは「現実だと思っていたら夢だった」というものだが、
「面白い夢だ思っていたらぜんぜん面白くなかった」は「夢が夢オチ」したという事ですかな。

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