清々しくて鬱なりけり

今日、某プ○ン嬢の就職活動苦労話を聞いて存分に負の波動を味わった。
どちらかというと俺の方から「どうやってん?」「どないなっとんねん?」とムリヤリ喋らせたのだが、死人返しの魔法なら4人分くらい、召還士ならイーフリートくらいは呼び出せそうなほどの負のフォースごちそうさまでした。m(_ _)m
俺やったらもうどうしようもなく凹んでるやろうなぁと思う。


しかし負のフォースとは言っても、よくありがちな、自己憐憫と他人の悪口が半々で構成されている、聞いてて面白くも何ともない「ただのグチ」なんかとは違って、中々聞き甲斐があった。
こういうとなんだが、比較的せちがない価値の中で生きてるおっちゃんにとっては、初めてぶつかる社会の壁に打ちのめされている若者を見るのは、なかなか清々しいモノなのだ。
でもまぁ就職活動ってのは本人からすればある意味で限界状況なわけやけど、自分の無力さとか有限性を自覚したところで、ヤスパー某ではないので、絶対者の存在なんか確信せずに、ただ鬱になるように見える。
それでもムリムリに頑張る人が多いわけやけど、そういうところに追いつめられて初めて「なぜ働くのか」とか「仕事とは何か」「どこかに所属するのは必要なのか」なる問いを発する人もいるわけで、
「そこまで行かんとそんな事考えへんのか?」とは思いつつも、そういういわば「比較的根源的な問い」を発して自分で考える事自体は、鬱になる事とは別にして良い事であるとは思う。
どんな事にも良い面と悪い面がある。などと一般論を吐くつもりはないけど、就職活動ってのを全くと言っていいほど経験していない俺にはなんとも助言しようがないのやけど、上手くいくにしろいかないにしろ得るモノがあればいいなと願う次第である。

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