隣町のガンダーラ

今日の朝は職場でセミの声を全く聞かなかった。
もう秋だ。そろそろウエットスーツを買おう。
今日もフルスロットルで働く。ちらっと顔を見せる残党の息の根を丁寧に止めてゆくも、殺し損ねてゾンビ化したのが数体。
タイムアップで明日に課題を残した。
定時を一時間余りすぎたあたりで、久しぶりに「電池切れ」な感覚を味わい早々に帰宅。
それでも自転車に乗ると不思議に元気が出て坂を鬼漕ぎで登った。
決して仕事が嫌なわけではなく、逆に楽しいくらいやのに不思議なものだ。


某氏と小一時間有意義に話した。
俺にとっては結構重くてややこしい話を話題にしたのやけど、某氏にとってそれが重かったりややこしかったのかはわからない。
ただ、現在の俺の気にしているところについてストレートに述べてみたが、ちゃんと正確に意味と意図を掴んでいただき、更に真面目に答えて頂いてとても感謝している。
俺が自分自身で「問題」と認識している状態に某氏も同様に置かれている訳やけど、某氏の場合は俺とは違ってそれを「問題」というより「有利な点」と捉えているわけで、たしかに俺はその認識にたどり着きたいと思っている。
しかしながら、某氏がその境地に達するまでは数年の苦行を要したそうで、俺には中々遠い道のりであるし、さらに俺は某氏とは違い、男であると言うところにも道のりを踏み外す要素があるだろう。
いずれにせよ俺と某氏では、その「状態」に身を置いていたキャリアが全く違うわけで、そうなってから一年経ってすらいない俺なんかは「この間そうなったとこレベル」なんだそうである。
つーか、他の人には何言ってるのかサッパリわからんやろうけど、俺にはわかるので良いのだ。
その某氏はパウロ・コエーリョが好きなのだが、パウロ・コエーリョと同じようにスピリチュアルなトコばかり見てる男を彼氏にするのは、「現実を見てー」な感じで嫌なのだそうだ。
確かに、俺はチャールズ・ブコウスキーが好きやけど、ブクにぞっこんのパンクでアル中で競馬狂いで口より手が先に出る女性を彼女にするのはちょっとしんどいかも。
好きとか嫌いとか、気に入るとか気に入らんと言うのはとことん難しい。
出来るならその彼岸にたどり着きたいと思う。

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