いつの間にか終わる金曜

週末ということでバタバタと走り回って仕事を片付け、色々な人に誤爆の御心配を賜り感謝する。
「普通」やその他について話したり、「blue man」に驚いたり、大人しいヤモリを愛でたり、人同士の距離感について考えさせられたり。
あれだけ若くて可愛らしくて魅力的であるにもかかわらず自己否定的な言動になるのが常々不思議でしょうがない。
まぁ、だからこそムダに自信と元気と自己肯定が過剰な人物にはない「深み」に見えたりもすることもあり、結局冷静に人間存在を見つめれば全肯定できるはずも無いわけで、そこの認識があるかないかの違いでは無いのかと思う。
「人間こんなものだ」という理解があったとしても「これではいたくない」と思うのは善であってほしいと願う。
色々なことは氷解しつつあるのか、それとも膠着の方向に向かっているのか。
今まで見えなかったことが見えて来たとは言えども、それら現れた物は決して気分の良い種類の物だけでは無く、
取るにしても取らないにしても、全部を取るか全部を取らないかの選び方しか出来ない。
とはいっても、ありとあらゆる物が目の前に並べられた状態で「やっぱり全部いらないです」などと言える訳が無い。
仕事帰りにいつもの古本屋で本を漁る。
夕食後に布団に潜り込んでクレンペラーの魔笛 を聴きながら『この国で戦争があった 』を読んでいたらいつの間にか寝てしまったようで、
こうしていつの間にか金曜日が終わっていた。

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