21世紀もブリアレーオだらけ

今日も引き続き『新訳 ドン・キホーテ』の世界に浸る。
浄瑠璃、長唄などの邦楽をラジオで聞きながら読んでいたのだが、妙に勘違い騎士道物語の世界にしっくりきた。
前編の序盤にも関わらずどんどん酷くなるドン・キホーテ・デ・ラマンチャの扱いに同情する。
思ったよりエグくて痛々しい物語やなこれは…
もはや比喩として使われるのでさえ古臭い『ドン・キホーテ』なんかをこの時代に読む意味がはたしてあるのか?
それこそ『ドン・キホーテ』の主人公アロンソ・キハーナ以上の時代錯誤な所業ではないのか?
つーかもう21世紀やで?
なんか自分が21世紀にいる事に違和感を感じる。はたから見れば、自分も風車を巨大な敵だと勘違いして突撃したり、伝説の兜やと思い込んで洗面器を頭にかぶるような行為に類する何事かを行っているように見えるんやろうな。

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