ツンデレエントロピー増大の第二法則

このあいだブログで本の感想を書いた柏祐賢氏が亡くなったそうでお悔やみを。
昼は出かけたので、朝に少しと夜にまぁまぁ本を読む。
複雑系やらエントロピー系やらなる熱力学の本を風呂で半分のぼせながら読んでいるのは、身をもってエネルギー準位の人体実験をされているようでなんだか変な気分だ。
昨日は経済学、今日は統計力学やら熱力学と数式が出てくる本を読んでるとなんだか自分が賢くなったような錯覚に陥る。もちろん錯覚に陥るだけなのであるが、本当に賢くなれればいいなと願うのであった。
しかし、本を読むだけで賢くなれるなら何の苦労もいらない。
そんなのはひねればポンジュースやカシスソーダーやわらび餅が出てくる蛇口のようなものである。
とにかく、色々な本を読めば読むほど『重力の虹』が如何に読みにくい本であるかと言うのが良くわかる。と、また一つ賢くなり、折に触れて、読みにくいだのつまらんだの繰り返すこの本を、実は愛しているのかも知れないと自分のツンデレ属性に気付きまた一つ賢くなった。

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