金曜日は現実逃避、テュラテュラテュラテュラーラー
2007年7月6日
この日も団扇ピストで出勤。信号待ちや走ってる最中に他の自転車乗りにぶしつけなくらいに見られる事は多々あったけど、自転車に関係なさそうなおじいちゃんに信号待ちで直ぐ隣から穴の空くほど見つめられるのは初めてだ。
半ズボンに何語か判らない謎の文字のプリントしてあるTシャツ、巨大なカバンを背負って自転車に乗り、後輪には団扇が。おじいちゃんは私の事をなんだと思ったのだろう。とても興味がある。
帰って借りてきた本を読む。『重力と力学的世界―古典としての古典力学』を開いてみる。「重力を認めないデカルト主義者」「オイラーと啓蒙主義」「ケルヴィン卿の悲劇」など章のタイトルは面白そうやけど、積分方程式だの数列の和だのフーリエ級数だのが満遍なく登場するのでこれをちゃんと理解するのはちょっとムリであろうとためいきをついて本を閉じ、また別の本を開いて読む。ひたすら読む。私にはブルーバックスくらいがちょうど良い。
しかしながら、私にとって知識欲への没入は現実逃避の手段としてしか機能していないのでは無いかと改めて不安に思う金曜日の夜であった。