電動式移動書架トラップ

仕事ではこの施設がある場所に何度も入っているけど、初めて利用者として入り、電動式の移動書架を動かした。
ボタンを押せば警報が鳴って押した所の書架が開いて通路になる。光学センサーと物理センサーで動作する安全装置がついて人を挟んでしまわないようになっているものの、基本的に機械を信用していない人間なので、突然動き出して挟まれる事ばかり考えてしまう。
映画とか漫画なら、主人公を追い詰めた敵を最後の最後で挟んでやっつける為の施設であろう。
光学センサーの受光部に別の書架から赤外線を誘導しておき、足元にあるバーの様な物理センサーの裏側に硬いものでも挟んでおけばセンサーを無力化する事は可能だろう。
んでもって書架の真中らへんの本を持ち上げると別の通路を開くボタンが押されるような仕掛けを作れば立派なトラップになる。
ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』でも取った時に作動するようにしておけば、それらしい事件になりそうだ。
などとどうでもいいような事を考えた。

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