プチ社会復帰と吹雪

久しぶりに働く、いや社会復帰と言ったレベルの久しぶりさだった。
何かを作り、何かを生み出し、何かを組み合わせてより高次な動きを作り上げる事は楽しい。
何かに没頭して自分自身と向き合わないで済む事がとても楽でもあるうえに、自分がそれに関わる事で自分自身の価値を見出せたような気になるからだ。パスカルやアウグスティヌスから言わせればそれは本質的な真実から目を逸らそうとする「罪」になるのやろうけど。
仕事帰りは雪が降っていた。前なんか殆ど見えない上に走っているだけで体と言わず自転車と言わず雪が積もってくる。この吹雪加減が余りに凄いので思わず笑ってしまう。
吹雪の中ニヤニヤ笑いながら自転車を漕ぐおっさんはさぞかし不気味であったろう。
「自分は鬱である」と他人に話してしまうと本当に鬱になってしまうのでなるべく言わないようにしていても、人間にはやっぱりある程度の他人に対する説明義務ってのがあるのでそうもいかないのだろう。と脈絡無く唐突に思った。

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