日記/雑記/妄談 22 12月 2006 全男性の代表としての、十字架上の土偶の弁明 仕事後に「忘年会のようなもの」に参加するために町に繰り出す。 街中を闊歩中に、ここ一年は会っていない中学時代からの友人から夏ぶりに電話がある。道端に立ち止まりしばらく話す。 色々なものが過ぎ去って通り過ぎて行った中で、彼は彼として依然としてそこに在る。 奴と話した事で限りなく「普遍」に近い何かしらを自分の中に見つける事が出来てとても力づけられる。おかげでこの時期特有の町一丸となった白痴のごとき精神[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 21 12月 2006 湯煙ペテルブルグ 年賀状を作る。 ムダにSQLightとPHPでTexに出力して作ろうかと思ったけど、素直にアクセスとワードにしといた。 久しぶりにMSオフィスなんかををまともに触ったけど、異様に分り難くてブチ切れそうになった。 「差し込み印刷てどないすんねんもう!!MSオフィスて俺には向いてへんわ。がー!!」と騒ぎつつも何とか完成にこぎつけた。 年末ギリギリではなくまだ早いこの時期に作るなんて生まれて初めてではな[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 17 12月 2006 未定は予定 土曜日、完全に冬になってもうこれ以上大きくなりそうに無いので、ヘチマを回収する。完全に枯れていたようでヘチマ水は回収できず残念。 一緒に移ってるマスクは新しく買ったCressi-subの「Big Eyes」だな。視界が広いと言う話やけど風呂に潜っても全くわからんのではよ海行きたい。 しかしながら下方向の視界の確保が格段に優れたこのマスクは、最近立て続けに目の手術をした父と母が術後に目の周辺を濡らさ[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 15 12月 2006 文体キメラがあらわれた! 昔から古い儒家とかギリシャの哲人とかが言い続けてきたおかげで「中庸」はとても大事なものとされているようだ。 私自身も性格的に極端から極端に走りがちなので「中庸」には常に気を使っているつもりやけど、最近の本の読み方を振り返ればやっぱり「中庸」とは程遠い。 変態性欲や薬物やアルコール、はたまた仕事や恋愛などの中毒になるのとは違って、本読み依存になった所でそれほど人に迷惑がかかるわけでもないけど、それで[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 10 12月 2006 図書館、グイン・サーガ111 クッツェーの『恥辱』を読み終わってからその本を返し、リクエストして買ってもらった本を借りるためにに市営の図書館に行くと、思いがけずいつも職場で見る学生が本を読んでいるのを見かける。 友達といるのを見た事が無く、いつも一人で行動し、必要以外に人と接したり話したりせず、控えめで礼儀正しく真面目そうでおとなしく勉強ばかりしている。 害が全く無い故に、おそらく一般的には「変な奴」で済まされるであろう人間で[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 9 12月 2006 プレデターランド 人間の中にある色んな感性と欲求と傾向やらが単一の要素として構成され、その人によっての単一の要素のあり方が人間の多様性の可能性だとするなら、同じ刺激に対して同じ反応が求められる世界や状況は多様性の放棄と個性の単一化が望まれる場でもある。 しかしながら、そういった感性や欲求や傾向が単一のものとして人にあるのではなく、全ての要素が混ざり合っている割合のあり方を多様性とするのなら、同じ刺激に対して殆ど全て[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 7 12月 2006 二重括弧のある世界 レーモン・ルーセル『ロクス・ソルス』を読んでいるのだが、ラテン語を解さない私は初めて見た時にどっちがタイトルでどっちが作者の名前かわかりにくいな、ふーん。と思ったのだが、よく考えれば、考えるまでも無く、直前に読んでいた、どっちも人名なJ・M・クッツェー『マイケル・K』の方が余計に著者と書名の区別がつかんやんかと。 もし私が『埴輪』や『木偶』と言う本を書いたら、土偶『埴輪』、土偶『木偶』となってやや[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 6 12月 2006 0.5転0.7転日記 無駄に駄文を載せるならいっそ何も書かない方が良いという気がするのだが、私ごときが何を書いたところで駄文以外の何物を生み出せ得るのだ? という見方もまたあるわけで、こうなると「毎日書き続ける」ところの価値を捨てないためにも書き続けようと思ふ。 経験的に何物かを発語することでその何物かが現象する事は事実のように思われるからして、「今日は一日何も無かった」とここに書けば、本当に今日は一日何も無かったとい[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 4 12月 2006 早寝、クッツェー FMで豊嶋泰嗣の無伴奏バイオリンをやるってもんで、ちょい楽しみにしてたのだが仕事が遅くなってほとんど聴けなかった。まぁ、どっちかというと残念という程度の残念さやけど。 家に帰ってジョン・マックスウェル・クッツェーの『マイケル ・K』を読む。 初めてこの人の作品を読んだがとても面白い。 この本だけが面白いのかこの人が面白いのかわからんけど、この本を読み終わったらほかの本も読んでみようと思う。 ちょっ[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 3 12月 2006 エアポケット 朝起きてから本を読み始めたものの、読むペースがだんだんと落ちて集中力が途切れがちになり、昼になって本読みを諦める。 だからといって特にする事もしたい事も出かける用事も無いのでひたすらダラダラと音楽を聴く。 レコードもCDも再生後に新しいものと入れ替える気が起こらず、MP3を音楽再生マシンから延々再生する。ひたすら聴く、聴きまくる。 聴いても聴いても何も変わらない。下方へ向かわないものの気分が良くな[…] 続きを読む