映画

黒澤明 「蜘蛛巣城」(1957/日) 映画

黒澤明 「蜘蛛巣城」(1957/日)

ASIN:B000UH4TS2 シェイクスピアの『マクベス』が原作で、それを翻案して作成された「蜘蛛巣城」を見た。 全編通して怖ーい雰囲気が充満していて中々いい感じ。おまけに役者が着ている鎧や着物などの衣装も見ごたえがあった。 山田五十鈴が「洗っても洗っても…」って手を洗うシーンな中々ぞくぞくするものがあったし、パッケージの三船敏郎の矢のシーンも中々のものである。 なんか雰囲気が「雨月物語」に似て[…]
小判の雨でも降ればよい 日記/雑記/妄談

小判の雨でも降ればよい

ASIN:B000UH4TSW 黒澤明の『どん底』を見た。 この映画はゴーゴリーの同名の戯曲が原作で、舞台を江戸時代の棟割り長屋に移したもの。様々な事情でこの長屋に流れ着いた最底辺の人々の人間模様が描かれる。 同監督の撮った「どですかでん」と同じようなテーマであるけど、「どですかでん」では各自各々の個性で貧乏と現実と苦しみと戦い、また逃避しているのに対して、この「どん底」では長屋一体となってそれら[…]
初ハクキン/あまりにフランス映画的な 日記/雑記/妄談

初ハクキン/あまりにフランス映画的な

この冬初めてハクキンカイロに火を入れる。なんか冬が来た感がふつふつと湧き上がってくる。 冬になるといつも冬ってこんなに寒かったっけ?と思うし、夏の暑さなんか嘘のように感じられる。毎年毎年こんな感覚を抱いているけどいつまでたってもこういう感覚を抱く事に慣れる事が出来ない。 ASIN:B000HKDEZQ 家に帰って「ニキータ」を観た。デザートイーグル撃ってた。ステアーAUGも撃ってた。 この映画の後[…]
真人間 VS エイリアン VS プレデター VS 俺? 日記/雑記/妄談

真人間 VS エイリアン VS プレデター VS 俺?

休みになると付近が渋滞するような、郊外にある巨大ショッピングセンターはなんと中産階級的な雰囲気に満ちていることか。 私の得られなかった、そして今から得るにはもう遅すぎる何ものかがここには満ちている。胸苦しくなるような人込みに羨望と哀愁の入り混じった不思議な感覚を覚える。 駐車場から車を出すだけで渋滞に巻き込まれたり、駐車場に止めた車の中で寝ているお父さんを見ると、つくづく生きる事はなんと大変な事で[…]
「アメリカン・ビューティー」(1999/米) 映画

「アメリカン・ビューティー」(1999/米)

ASIN:B000EZ82WE 某氏が一番好きな映画らしい(又聞き)「アメリカンビューティー」を観た。 予備知識ほとんどなしだったのでパッケージやら何やらで最初は「アメリカの美女」だと思っていたけど、観ているうちに「アメリカの美」やら「アメリカ的美」でもあった事がわかった。観終わってからネット調べているうちにバラの品種であることも判明。うむたしかにバラも出てたね。 私の大好きな「逆噴射家族」に似て[…]
ジャン=ジャック・アノー 「薔薇の名前」(1986/独 仏 伊) 映画

ジャン=ジャック・アノー 「薔薇の名前」(1986/独 仏 伊)

ASIN:B0002GD4HI この間本で読んでとても面白かった『薔薇の名前』をDVDで観た。 大抵の映画は原作よりもイマイチやけど、これは原作とはまた違った面白さがあって良かった。修道院長だけがちょっとマッチョすぎるような気がしたけど、ウィリアムもアドソも他の修道士たちも結構イメージどおりやった。 映画自体はウィリアムの博学ぶりが少なめで、ミステリの要素にオッカムの剃刀的な切れ味は余り無く、例の[…]
急降下爆撃 日記/雑記/妄談

急降下爆撃

DVDで「ポネット」を見た。なぜか「母を訪ねて三千里」のようなものだと思っていたけど、ある意味で「母を訪ねて三千里」であった。 結局、ちびっ子の「死」の受け取り方は35を過ぎたおっちゃんには余り参考にならなかった。 それよりも、子供に適当なことを言うと後が大変だなと思った。 オムレツ馬鹿といわれるくらい毎日狂ったようにプレーンオムレツを作っているけど、今日は趣向を変えて納豆オムレツを作った。 牛乳[…]
スタンリー・キューブリック「スパルタカス」(1960/米) 映画

スタンリー・キューブリック「スパルタカス」(1960/米)

ASIN:B00024Z400 スタンリー・キューブリック「スパルタカス」を前日に前半、この日に後半を見た。 トラキア人の剣闘士奴隷スパルタカスと、彼の起こしたローマに対する反乱を史実に基づいて描いた物語である。 主演のカーク・ダグラスから雇われ監督として呼ばれたキューブリック自身は思ったように好きなようにこの映画を撮れず、これを死ぬまで自分の監督作品として認めなかったらしいけど、それでも面白かっ[…]
黒澤明 「白痴」(1951/日) 映画

黒澤明 「白痴」(1951/日)

ASIN:B00006RD6E 黒澤明の「白痴」を観た。これはタイトルどおり、黒澤明も大好きらしいドストエフスキーの同名の小説の映画化である。 ドストエフスキー原作で黒澤明が監督で原節子と三船敏郎が出てるとなればもうそれだけで私のツボを直撃である。 舞台はペテルブルグではなく札幌で、登場人物も日本人になっている。舞台や登場人物こそ違えど、いかにも寒々しい雪と吹雪と白い町並みの環境的な状況、登場人物[…]
黒澤明「隠し砦の三悪人」 (1958/日) 映画

黒澤明「隠し砦の三悪人」 (1958/日)

ASIN:B000UH4TT6 黒澤明「隠し砦の三悪人」を観た。ストーリーは戦に破れて落ち延びた姫を、お家再興のために膨大な軍資金と共に、武将の一人が道中で会った百姓二人と同盟国まで送り届ける話である。黒澤明的に典型的な娯楽時代劇という感じであろうか。 スターウォーズがこの映画からたくさんのヒントを得て作られたというのは有名な話らしく、世界的にも評価が高いらしい。しかしながら私はスターウォーズを見[…]
PAGE TOP