日記/雑記/妄談 20 11月 2007 初ハクキン/あまりにフランス映画的な この冬初めてハクキンカイロに火を入れる。なんか冬が来た感がふつふつと湧き上がってくる。 冬になるといつも冬ってこんなに寒かったっけ?と思うし、夏の暑さなんか嘘のように感じられる。毎年毎年こんな感覚を抱いているけどいつまでたってもこういう感覚を抱く事に慣れる事が出来ない。 ASIN:B000HKDEZQ 家に帰って「ニキータ」を観た。デザートイーグル撃ってた。ステアーAUGも撃ってた。 この映画の後[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 19 11月 2007 傲慢ニング俺の道? ここまで来ておいてパスカルの選んだ道を選ばないのは傲慢としか言い様が無いのは良く分かる。 そもそもの最初から興味も無くその道に近づきもしないのならともかく、ここまで来ていながらそこに行かないと言うのは確信犯的なものがある。 もしそれが超越者による他力からでしか得られないものだとしたら、それを自らの力で求めようとするのは、また自らそれを生み出そうとするのは傲慢以外の何物でもないだろう。 そしてそれは[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 18 11月 2007 寒い兵法日曜日 アイスを持って謁見に馳せ参じ、卓球にオセロに五目並べに興じる。ほとんどやった事の無いオセロで、包囲戦でありかつ殲滅戦でもある、最初から最後まで一方的に撃ち捲くられるような気分を味わった。「十なれば即ちこれを囲み、五なれば即ちこれを攻め」とは良く言ったもので、圧倒的な兵力の差では小細工は何ともならん。ゲリラ戦では艦砲射撃と空襲には勝てません。 異様に寒く、身を切るような風の中自転車に乗って出かける。[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 17 11月 2007 真人間 VS エイリアン VS プレデター VS 俺? 休みになると付近が渋滞するような、郊外にある巨大ショッピングセンターはなんと中産階級的な雰囲気に満ちていることか。 私の得られなかった、そして今から得るにはもう遅すぎる何ものかがここには満ちている。胸苦しくなるような人込みに羨望と哀愁の入り混じった不思議な感覚を覚える。 駐車場から車を出すだけで渋滞に巻き込まれたり、駐車場に止めた車の中で寝ているお父さんを見ると、つくづく生きる事はなんと大変な事で[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 16 11月 2007 一本の一握の葦 仕事から帰り、布団にもぐりこんで本を読んでいたけど、気づいたら九時とか十時とかのレベルで寝てしまっていた。 『パンセ』が無信仰者をカトリックに勧誘するために書かれた文章の集積であると言うことを今更ながらに意識する。 信仰のない人生がどれだけ無意味で苦しみに満ち、そして真理から遠ざかる事になるのかについてのパスカルの言い分を聞いてくるとなんだか居た堪れなくなる。 冷静に自分の周りを見回して見れば、お[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 15 11月 2007 とやかくドッペルゲンガーは本に影響されやすいタイプ 自分の特定の言動が他人にとやかく言われるのではないか?と仮定する時点でその特定の自分の言動が他人からとやかく言われる要素があると自身で認定しているわけである。つまりは他人からとやかく言われる以前に、自分自身で自分の事をとやかく言っているようなものなのである。 とやかく言っているのは他人ではなく自分自身であり、そしてそれは一番の敵は他人でなく自分自身である事をよくあらわしている。 多かれ少なかれ人間[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 14 11月 2007 こんな事もあろうかと用意なんか出来ない 私の使用しているメッセンジャーバックはTIMBUK2というのだが、この鞄の肩掛けストラップに携帯電話を入れるための純正ポーチが高いうえに微妙なデザインでイマイチ買う気がしなかったのだが、ふと軍モノのコンパス入れだとかグレネード入れが使えるんじゃないかと思い立って仕事帰りにミリタリーショップに行ってきた。 で、いろいろ物色した結果、主に米軍のM203やM79で使用されている、40mm擲弾用のポーチが[…] 続きを読む
映画 13 11月 2007 「アメリカン・ビューティー」(1999/米) ASIN:B000EZ82WE 某氏が一番好きな映画らしい(又聞き)「アメリカンビューティー」を観た。 予備知識ほとんどなしだったのでパッケージやら何やらで最初は「アメリカの美女」だと思っていたけど、観ているうちに「アメリカの美」やら「アメリカ的美」でもあった事がわかった。観終わってからネット調べているうちにバラの品種であることも判明。うむたしかにバラも出てたね。 私の大好きな「逆噴射家族」に似て[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 12 11月 2007 グレン・グールドのベートーヴェン三大ピアノソナタ/パンセを読み始める ASIN:B00005GB4M グレン・グールドの演奏するベートーヴェンのピアノソナタ23番はとても遅くて、全然「熱情」に聞こえないけど、これもアリアリ。 しかしながら8番はベタベタにとってもいい感じ。こういう内向的で自己愛に満ちたような演奏は彼向きだ。 グレン・グールドの引くベートーヴェンは全然ベートーヴェンという感じがしない。 それでも、ベートーヴェンでなくグレン・グールドの演奏とだけ思えば、[…] 続きを読む
映画 11 11月 2007 ジャン=ジャック・アノー 「薔薇の名前」(1986/独 仏 伊) ASIN:B0002GD4HI この間本で読んでとても面白かった『薔薇の名前』をDVDで観た。 大抵の映画は原作よりもイマイチやけど、これは原作とはまた違った面白さがあって良かった。修道院長だけがちょっとマッチョすぎるような気がしたけど、ウィリアムもアドソも他の修道士たちも結構イメージどおりやった。 映画自体はウィリアムの博学ぶりが少なめで、ミステリの要素にオッカムの剃刀的な切れ味は余り無く、例の[…] 続きを読む