グレン・グールドのベートーヴェン三大ピアノソナタ/パンセを読み始める
2007年11月12日
グレン・グールドの演奏するベートーヴェンのピアノソナタ23番はとても遅くて、全然「熱情」に聞こえないけど、これもアリアリ。
しかしながら8番はベタベタにとってもいい感じ。こういう内向的で自己愛に満ちたような演奏は彼向きだ。
グレン・グールドの引くベートーヴェンは全然ベートーヴェンという感じがしない。
それでも、ベートーヴェンでなくグレン・グールドの演奏とだけ思えば、何ともいい感じである。
ベートーヴェンだからといって物怖じするどころか、逆に大暴れするような彼の演奏の弾けっぷりが素晴らしい。
でも、大好きなグレン・グールドが、大好きなベートーヴェンのピアノソナタを弾いたからといって、私にとってベストにはなり得ないところが人間の不思議さである。
ようやくにしてパスカルの『パンセ』を本格的に読み始めた。
口を開けば罵詈雑言なニーチェをして「血をもって書いたもの」と言わしめただけあって、何とも重い本である。彼の真摯さや真剣さがひしひしと伝わってくる。
とりあえず第1と第2章を読んだけど、一度にがーっと読むような本じゃないや。これは
私の場合は81年ゴールドベルク変奏曲ですごいショックを受けてからグールド好きになりました。
今調べて始めて知ったのですが、そんな番組やっていたとは。これは見ねば!と思ったのですが、デジタル放送のみなんですね。残念…
グレン・グールド
私に多大な影響を与えた
偉大な
ピアニストです。
バッハ好きの私が
それまで
リヒテル
(スヴァトスラフもカールも)
でバッハを聴いて来ていたが、
図書館でふと
手にした平均律クラヴィア曲集
グレングールド版を
聴いてからは
彼にのめり込んでしまいました。
来週のNHKの
グレン・グールド特集
第3回目が
楽しみですね!