日記/雑記/妄談 26 4月 2007 情報と感情のインフレとデフレ 色々な対象に対する色々な感情が混ざり合い、自分が何をどう感じているのかさっぱりわからなくなる事がある。 混乱というものは大抵の場合、情報量の過多とその情報の信憑性の揺らぎの相乗効果から起こってくるものである。 そして一方、なんらかに対する情報量が不足する事態が起こると、大抵の場合はその不足した情報を希望的観測に基づいた想像で補完しようとする。 情報のインフレで人は混乱に陥り、情報のデフレでは感情だ[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 25 4月 2007 適当をちゃんと考えてみた。 「ちゃんと適当に働いた?」という疑問文の意味は、「適当に働く」をちゃんとしたか?ということになる。 詳しく言えば、ほおっておけば思わず頑張って働いてしまうような人に、そうならないように適当さを保つように気をつけて働いたか?と問いかける文である。 逆に「適当にちゃんと働きました」は「ちゃんと働く」を適当にするわけで、ちゃんと働く気持ちやけど、力を抜いて適当に働きました。という事になる。 上の二つ、語[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 24 4月 2007 『海の名前』 / 時計仕掛けの土偶? 今ISBN:4487797055 日仕事帰りに職場の図書館で本を借り、傭兵仲間と少しばかり話し、まだ明るいうちに帰宅する。 そのうちの一冊は海にまつわる色々な名前をテーマにした『海の名前』という写真集のような本で、いかにも腐女子が「癒し系」と重宝しそうな本であるが、海と魚に過敏反応する私の事であり、読んでいるうちに激しく海に行きたくなってきた。 こと海と魚に関して、土偶は腐女子となんら変わるところ[…] 続きを読む
本 23 4月 2007 J.M. クッツェー『石の女』 ISBN:4883190358 J.M.クッツェー『石の女』を読了。一週間ほどかけて2/5ほど、残りを昨日音楽を聴きながら一気読み。 最近お気に入りの作家であるJ.M.クッツェーがデビュー作の『ダスクランド』の次に出版した本である。 南アフリカの辺境の地主の娘である、男と世間に全く縁が無い孤独なオールドミスが主人公であり、クッツェーらしい複雑な仕掛けが施された226の文章の断片で構成されている。 […] 続きを読む
音楽 22 4月 2007 J.S.バッハ 「ブランデンブルク協奏曲」 昨日買ったCDを聴きながら本を読む。 音楽と言うものはすべからく「感情」を刺激する側面があるわけやけど、「聴いた時」の心情的な状態もその刺激の大きな要因となるので、特定の音楽が、特定の人や状態や場所と結びつくという事が起こりうるのだろう。 そういうわけで、何年か過ぎればこの「ブランデンブルク協奏曲」も多分特定の何かに結びついた音楽という事になるような予感がする。 J.S.バッハが作曲し、ブランデン[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 21 4月 2007 CDを買う、お笑い三段論法 久しぶりに街中に出かける。ビレッジバンガードで本を読み漁り(読むだけ)、服屋を巡り(見るだけ)、CD屋を巡る(視聴するだけ)。 試聴するだけのつもりやったけど、なんとなくCDを買った。前からちゃんと聞きたかった、J.S.バッハ ブランデンブルク協奏曲の全曲集である。 2枚組みで1500円と一番安いのを買ったのだが、もう少しリサーチしておけば良かったとちょっと後悔。 必死で何らかの欠乏に苦しんだ挙句[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 20 4月 2007 突付きかけた藪から恐竜が 藪を突付いたら蛇どころかティラノサウルスが群で出てきてボーン。な感じで自らボリュームの多い仕事を増やしてしまった。 「いつでも良いですよ~」と言って頂いてはいるが「んじゃ秋くらいに」とは流石に言えんやろう。 私の担当部分は早々に終わったものの、前々からその後の進捗状況を見ていて「もしかしたらアレも俺に回ってくるんやないかぁ?」という香ばしい臭いが漂っていたのだが、実際その通りになってしまいちょっと[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 19 4月 2007 「お笑い的世界観」と「筋トレ的世界観」 今日で私が担当する最後の新入生向けの「寄席」であった。時間が短すぎて「客いじり」の余裕が殆どなかったけど、お客さんはちゃんと聞いてくれていたので満足である。 昔、力仕事をなんでも「筋トレ筋トレ」と喜んでやる友人がいた。 仕事でモニタ運びやPC運びを頼んでも、一緒に別の友人の引越しを手伝いに行っても「筋トレ筋トレ」と嬉しそうであった。 この「筋トレ的世界観」からすれば、力仕事は楽しい作業で、世界に存[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 18 4月 2007 春の嵐 本日も新入生向けの「パソコンの基本的な使い方の説明」であった。 前回の「こんなパスワードは嫌だ」でクスクス程度の笑いは取れたが、もうこれ以上ひねりようが無い。 これ以上捻ると捻じ切れて元も子もなくなる。 私ごときでは「説明要綱」を逸脱せず、かつ脱線なしでクスクス以上の笑いを取るの不可能である。 残された道はもう「客いじり」しかないというわけで、 「大丈夫ですか?」「どうですか?パソコン難しいですか[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 17 4月 2007 電脳的「なまはげ」凶戦士 今日も朝からトリガー引きっぱなしで撃ちまくる。 一台の端末からネットワークにジャックインしてサイバースペースのセルを一個ずつ「悪い子はおらんかぁ!!」と制圧してゆく。「SWAT」ではなく「なまはげ」のイメージで。 その後、直接踏み込めないところは職人技バッチ攻撃の機銃掃射で薙ぎ払い、マーカー代わりの爆薬投下で丸ごと焼き払う。 朝のナパーム弾は格別だ。 気分は『ニューロマンサー』な「地獄の黙示録」で[…] 続きを読む