本 15 2月 2007 トマス ピンチョン『競売ナンバー49の叫び 』 某毒舌紳士をして「アメリカ文学の旗手のような言われ方をしている割に、限りなくつまらんかった」と言わしめた作者である。 そこまで言われるからにはぜひともこの作者の作品を何かを読もうと思ったまのではいいけど、ネットの評判を見るに確かに敷居が高そうだ。原色の幻視な視覚的サイケデリック肉体感覚な感じ? で、このトマス・ピンチョンなる作家の作品で一番最初に読むものとして、正攻法では代表作的な扱いを受けている[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 14 2月 2007 風向きが変わる 今日は何とかデーという事で亡霊どもがまわりをウロウロ歩き回っており(もちろん比喩的な意味で…)そんなもの見たくも聞きたくも無いので、ヘッドフォンを被ってひたすらSUSKE-QUARTETTの演奏するルートヴィヒの後期弦楽四重奏を聞きまくる。 もうたまらんね。ああたまらん。ほんまにたまらん。マジたまらん。もうはんぱねぇたまらん。特に15番の第三楽章。 このニ長調の最初の一小節ほどの価値がある人間なん[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 13 2月 2007 食わば皿まで ちょっと毒を吐いてみると自分の事だと思う人が続出したり炎上の火種になるぞとか言われたりして、ああもう二度とブログで毒など吐くものかと決心する。 自分で言うのも何だが、私は手負いの野ウサギの様に臆病で、樹液に群がるカナブンの如くに逃げ腰な属性であるから、誰かに攻撃的に噛み付くなどあり得るわけが無い。 誰かに「コレ!」と怒られるとすぐにしゅんとして落ち込んでしまう性質なのである。 (さらに&helli[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 12 2月 2007 星に願いを 昨日仕事後に一年以上ぶりくらいにカラオケに行ったのだが、密室の中で引っ切り無しに吸われるタバコの煙のせいでちょっとでも声を出したら咳き込んでとても歌なんか歌っている場合ではなかった。 一緒にいたタバコを吸わない某松氏にその事を言ったら「そうですよ、家帰ったら服がタバコ臭いですよ」と言われて果たしてその通り、タバコ臭いわ呼吸器系は痛むわと、二日続いた休日出勤の締めくくりとしては最高であり、もう二度と[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 11 2月 2007 半端体dump態 この日も仕事。 勉強になった。激しく勉強になった。しかしそれと同時に自分の卑小さも大いに思い知った。 ただそれが努力や経験ではいかんともし難い部分に属する事が残念ではあるが。 三連休のうち二日働いたけど毎日休みなしでも無問題。私がいくらガレー船奴隷や綿摘み奴隷のように休みなしで働こうとも、悲しんだり文句を言ったり寂しがったりする嫁や子供や恋人がいるわけでもないし、私には仕事の時間を削ってまで過ごし[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 10 2月 2007 酩酊ワーカホリックIT戦士達の群れ この日も仕事に繰り出す。 徹夜は当然で2、30時間寝ないのは当たり前、仕事とはデスマーチであり、デスマーチが仕事であり、午後6時に帰るのは午後休、定時は日付が変わるくらい、のような感覚のワーカホリックな人たちはそれを楽しんで誇りにしなければ勤まらんのだなと彼らの話を聞いていて思った。 そういうなんは一般的な感覚からすればありえん話でズレまくってるどころの騒ぎやないけど、なんと楽しそうな世界なんだ。[…] 続きを読む
Computer 9 2月 2007 文房具としてTexを使う日 最近ずっとTexを触っていたのだが、それはPDFを出力するシステムのためのブラックボックスの作成作業であるといえば、今時Texを扱う作業の意義としてある程度納得できるものではある。 しかしながら、仕事でちょっとしたプレゼンをする事になり、その資料を作るのにTexで書こうとするのは時代への逆行、或いは意固地と呼ばずになんと呼ぼうか。 パワーポイントやワードを使えばええやん。早いし簡単やし。と自分に突[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 8 2月 2007 ステータスどく この話は特定の個人をさしているわけでは決して無く、あくまで誰にでも当てはまり得る一般的な話としての話である。 だから、「あー誰々の話やねー」というよりは「あーそういう人いるよねー」という感じで聞いていただきたい。 でもまぁ、どちらかというと毒を吐いていることになるのか。 と、前置きが長くなってしまった… (さらに…)[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 7 2月 2007 異次元へと続く長電話 昨日久しぶりに「長電話」なるものをした。 しばらく音信不通の間に、前向きかは後ろ向きかは別にして、かなり色々なものが進行しているのに驚かされる。 住む世界が違ってしまって数年、共通の世界の橋は焼け落ち、塔は崩れ、あちこちから名も知らぬ草が生え始め、そこはもう知らぬ世界にしか見えぬ。 若さが時間の流れに及ぼす影響はかくの如きかとしばし驚くと同時に、自分が一歩も進んでいないのに改めて溜息をつく。 本人[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 6 2月 2007 アンリミテッドアイロンの死によって死人使いが得た教訓 土偶家のアイロンが壊れて電源が入らなくなったので分解してみた。 温度調節は今時の製品なら温度センサーと電流や電圧が変わる回路でも使ってるのだろうけど、なんせコレは10年以上前の製品らしく、熱によって曲がり度合が違う二枚の板を張り合わせた金属の反り具合によって電源がON/OFFする機械式のサーモスタットで、ダイアルを回す量に応じてサーモスタットとの接点の距離が替わるといういたってわかりやすい方式。 […] 続きを読む