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2007年12月2日

「死霊の盆踊り」(1965/米)

amazon ASIN-B0009S8G3G「死霊のはらわた」「死霊のはらわたII」と同じホラーの棚にあった「死霊の盆踊り」を借りてきて観た。
異常なほどのつまらなさが逆にカルト的な人気を博したらしく、違う意味での怖いもの見たさとも言えるかもしれない。
ホラーの棚にあったけど怖さのかけらも無いし、ホラーなのは「死霊」の単語だけ。かといってこの笑えなさはコメディーでもない。映画が満たして目指そうとする要素が何一つ無い映画であろう。
「史上最低のハリウッド映画」「Z級ホーラ」「あまりにもつまらんと言う意味でA級のホラー」の呼び名は伊達じゃなかった。


観たところたしかにありえないほどつまらなかった。これが映画館で上映されていたというのがにわかに信じがたい。
夜に墓場へドライブしたカップルが事故を起こし、墓場で催されていた夜の帝王を楽しませる宴で女が踊るところを目撃すると言うものである。
とはいってもストーリなど無いに等しく、全編通して色々な「○○の女」、例えば「黄金だけを愛した女」や「闘牛と男を愛した女」などが次々とそれらしいコスプレをして交代で現れて、いつの間にか直ぐに服を脱ぎ捨てて無意味に裸で踊るシーンが延々と続く。
原題は「Orgy of the Dead」で乱痴気騒ぎや乱交のニュアンスがあるけど、実際の内容は「死霊の裸踊り」であろう。
しかしながら黄泉の国から呼び出されて、かつ踊るところはたしかに盆踊りでもある。
演技やストーリーや演出などの何もかもが中途半端にすら到達してないほどで、メインの踊りですらみんな適当である。余りにもバカバカしくてため息が出るけど、「猫を愛する事は、猫になる事」と「猫はムチで打たねば」のフレーズには不覚にも笑ってしまった。
「蛇と炎と煙を崇拝する女」「ゾンビとして生き、死してもなおゾンビであった女」「羽飾りのために命さえ捨てて準じた女」とか言われても全く意味がわからん。
この映画に隠された何物かを発見し、何物かを理解しようとかいう試みは一切放棄すべきであろう。
最後の方で夜の帝王を楽しませるために「○○の女」達を呼び集めた闇の女王が踊るのやけど、何でお前だけ着衣やねん。と思わず心の中で突っ込んでしまったのが不覚であった。
って、こんな長く書くくらいやから実は結構気に入って好きだったりする。絶対人にお勧めは出来ないけど。

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