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2008年1月13日

モフセン・マフマルバフ「カンダハール」 (2001/イラン=仏)

この間見た「サイクリスト」と同じ監督のイラン映画「カンダハール」を観た。
舞台はアフガニスタン。現地の社会に絶望した妹から間近に迫った次の日食の日に命を絶つという内容の手紙を受け取ったカナダへ亡命したジャーナリストが、妹に会うべくアフガニスタンを旅するというもの。
監督自身は世界中から全く関心を払われず、国際社会から見捨てられた貧困にあえぐ地雷だらけのアフガニスタンの現状を知らしめる事で、この国への無関心を告発する。と言う意図があったらしい。
冒頭のパラシュートで義足が空から降りてくる余りにも美しいシーンが、我々の想像力を大きく超えてていると言う意味で、この映画の多くの部分を語っているだろう。
砂漠の風紋に映える色とりどりのブルカ、ブービートラップについて教える先生、金と食べ物の事しか考えていない子供と大人、空腹を病気とだ思っている人々、旅の途中で会う人々と風景が異国情緒満開のロード・ムービーであった。
冒頭の難民キャンプで先生がアフガニスタンに帰ろうとする生徒たちに言う言葉「たとえ塀が高くても空はもっと高い。」が印象的であった。

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