向山 貴彦/宮山 香里 『童話物語』
傭兵仲間の某氏が一押しだというので図書館から借りてきて読んだ。
架空の大陸の架空の村に住むひねくれにひねくれて世と人を呪う孤児の少女が、世界は滅ぼすに値するかどうかを査定に来た妖精と出会うところから物語は始まる。
宮崎アニメを彷彿とさせる世界に、どんどん成長してゆくヒロインの少女と少年、少女を家族のように愛する花屋の家族と少女に地図を送って大きな世界に送り出す老婆、姉御肌の機関車運転手に、世界に復讐しようとたくらむ世と人を呪詛する魔術師のような男、少女を執拗につけねらう、倒しても倒しても蘇ってくる敵、そして悪玉妖精と善玉妖精等と個性的なキャラクターが目白押しである。
愛、勇気、希望、友情、冒険、そして世界の果てと世界の終りの日と世界を滅ぼさんとする強大な悪。少年少女文学に要求される全ての物が詰まっていると言っても良いすぎでは無いだろう。
しかも、長い物語にも拘らず登場人物が多すぎないところも良い。
文句なしにお勧め。
というか、四の五の言わずとりあえず読んどけ (・∀・)つ『童話物語』
という感じでしょうか。
この本はどちらかと言うとYA書籍と言う括りになる児童文学で、ジャンル的にはファンタージーになるらしいけど、これは子供向きでも大人向きでもなく、その両方が没頭して楽しめる要素満開だろう。
しかも、平素で読みやすい文章は本読み経験の多少にも関わらず、本読みのドライブ感と没入感をもって楽しめるはず。
この本に関してはあまりぐたぐた言わずに「とにかく読め」というのが一番いいような気がする。
上巻400ページ、下巻540ページほどの文庫本を今日の朝から8時間ノンストップで一気に読みきった。
なんというか数10ページごとに、次々と、これでもかと心の一番柔らかい部分に深々と突き刺さるような物語であった。
これだけのものを読むと、しばらくは何読んでも味気ないやろうなぁ。
しかし、この本を読んで、童話という枠とか関係なく、人間の持つ物語性の意味とか意義とかが計り知れない威力を持つのを感じた。
薦めてくれた某氏に感謝である。
ま、まじっすか!?
不肖土偶も、み、mimiさんに食べて頂きたいであります(=゚ω゚)ゝ
土偶さんのオムレツおいしそう。食べたい…(^▽^)
おっ?やっぱり作るんや(笑)
今回の私の場合は冷蔵庫を物色した結果、「納豆とちりめん山椒のかつおだしオムレツ」とあいなりました。
適当に作った割には美味しかったけど、形は「はぐれメタル」のようでした。
それも現実です。(笑)
さすがですね!
私も毎回作るのですが(笑)、本のような美味しそうなオムレツを作れません・・・。
それが現実です。(笑)
まことさんが読んだ事無かったらぜひとも薦めんとあかんなーと思ってたところですが、実際読んでおられたそうで、その心配はありませんでしたな。さすがはまことはん。(W
確かにオムレツ…私は読み終わった後に作ってしまいました(=゚ω゚)ノ
高校で初めて読んでから、ハマりにハマって「お取り寄せ」して買っちゃいましたよ!(笑)
思い切り泣いてスッキリしたい時によく読みます。
・・・ちょっと語ると止まらなくなるので我慢しますね。(笑)
読むとオムレツが食べたくなります。(´▽`*)
私の場合、ラストどころか数10ページごとに「ウッ」と来てましたが…
そうそう、もっかい読んどきましょー
不覚にもラストにウルッときた覚えがあります(・_・、)
もう一度読んでみたくなりました・・
『四の五の言わずとりあえず読んどけ (・∀・)つ『童話物語』』
土偶さん良いこと言った!