18禁アクアリウム / スイホウガンとミミイカ

大丸京都のアートアクアリウム展に行った。
金魚の「アクアリウム」ということで、金魚鉢に砂を入れて水草と貝やらエビやらが一緒に泳いでいるような「調和水槽」的な物を思い浮かべていたのだが、実際見るとイメージしてたのとぜんぜん違った。
おもっきりポンプでエア入れてるうえに、砂も水草も無しの「自然」とは全く逆の方向性でなんか怪しげな感じである。
自然界では決して生き残れないであろう形態をしたさまざまな金魚がネオンのような照明の下でゆらゆら泳ぐ様は異形の美しさであり、ヘルツォーク的というかバタイユ的と言うか…
これは子供の頃に虫を虐待した感覚に近いような気がするのだが、子供の頃はただ意味のない楽しみだったのに引き換え、これはなんつーか美を目指しているだけによけいに確信的で、生き物の命を粗末にすることで得られるような背徳感というか、万物の霊長感に酔う感覚でしょうかな。
なんか道徳的な意味で18禁なテイストに感じるのは私だけだろうか?
「スイホウガン」をはじめて上から見たのだが、どう見ても「ミミイカ」にしか見えないなぁ。
suihougan01.jpg mimika.jpg



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