なぜ私はかくも図書館に惹かれるのか

昨日の昼休みに、家に無かった事が発覚してからとたんに猛烈な勢いで読みたくなってきたエリザベス・キューブラー・ロス『死ぬ瞬間』を職場の図書館で借た。そして昼休みの残り時間中、図書館を物色する。
昔から図書館なる存在に対しての心惹かれ方は、私が単純に本好きであるという理由だけで説明できる粋を超えているような気がするし、図書館で働いたり図書館と関わりのある仕事をするのは昔から夢の一つであった。
図書館の魅力についてならいくらでも語れる自身があるけど、何がこれほどまでに昔から私を図書館に惹きつけるのか今だに理解出来ない。
そういうわけで、普段あまり本を読まない友人を図書館に案内し、一緒に本を選んだり本を借りたりするのは何とも嬉しいものであった。
私の気に入っている野原を案内し、花を愛で、苺を摘んでいるような気分である。


借りてきた『死ぬ瞬間』であるが、昨日半分、今日残り全部を読んだ。なんか久しぶりに本を読んだような気がする。
多くの人が口先だけで概念としての死を語るのに引き換え、本当に死に臨んだ末期患者がリアルな自分の問題としてダイレクトに語る「死についての言葉」に圧倒された。

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