高校時代の勉強を今頃になってはじめる
2008年12月9日
昔から人間の歴史に興味がもてない、つまりは人間そのものに興味が持てない、とか言って「歴史」に興味が無いと言って来た。
しかし、今頃になってなんとなく歴史に興味が芽生えてきたのは、人間に興味が出てきたと言うよりは、ただ年を取ったせいなのだろう。
ということで、先日数学の参考書を買ったのと同様に歴史の参考書と年表を買ったものの、きっちり勉強する時間なんか中々取れない。
寝る前の本読みの時間を、歴史の参考書と年表を本として読むくらいのものである。
当たり前やけど、高校の時にはいくらでもあった時間はもう既に無い。やるべき時にやらずに後からやろうとするのは中々大変である。
最近、高校生が学校で習うレベルの知識があれば、何かしらの専門家が一般向きに書く啓蒙書や入門書の類を、知識のレベルで詰まらずに、それなりにすらすら読むことが出来るのだろうなと思うことが多い。
言い換えれば、高校生が学校で習うレベルの知識というのは、興味の湧いた事を、自分自身で一人で学ぼうとするための十分条件である。
高校時代の勉強ってのは知恵を得るための知識の裾野としてはかなり有用で実用的な気がする。
こういうことを高校生の時に知っていれば、私の人生もずいぶん違っていたのだろうなと思うけど、大抵の大事なことは過ぎ去ってから知るものでもある。
と、最近高校生の読者がいることが判明したので、かなり意識して、老婆心からこう書いておく。