勇気を出して始めての餃子ドッグ / 餃子ドッグと乙女の恋 / アメージング餃子ドッグ!

先週、余りにも微妙すぎて餃子バーガーを作ることに踏み切れなかったのが非常に心残りであった。
この心残りと共に時を過ごし、事あるごとに思い出すのは作れなかった餃子バーガーの事ばかり。もう、餃子バーガーを想ってはため息をつくばかりの1週間であった。
まるで私は「傷つくのを恐れるあまりに恋することに臆病になってしまった乙女」のようではないか。
「傷つくのを恐れるあまりに餃子バーガーに臆病な私」って意味分からんわ。
そもそも餃子バーガーに失敗したところで、一体私のどこが傷つくというのだ?
傷つくのは愛でも恋でも友情でも乙女の純情でも純潔でもなく、餃子とパンと少しの間の食欲くらいのものではないか。
むしろ失敗すれば、食べ物としてはダメでも、ブログとしては盛大なオチがついて願ったり叶ったりではないか。
何を恐れるのだ?得る事はあっても失うものは無いはず。さぁ、臆せずに進むのだ。臆せずに餃子バーガーに飛び込むのだ。
という事で、意を決して、勇気を振り絞って、初めての餃子バーガーである。
で、スーパーに買出し行く。
当初は「餃子バーガー」の予定であったが、先週は「ソーセージバーガー」だったこともあり、買い物中に急遽「餃子ドッグ」にすることにした。
丸いパンの上に餃子の横に2つ並べるのではなく、ホットドッグのフランクフルトの代わりに餃子を挟むイメージで、細長いパンにレタスを挟み、そこに餃子のタレを染み込ませた焼き餃子を縦に並べて挟むことにする。
餃子とパンとレタスとデザート各種とオレンジジュースをカゴに入れてレジを通る。
もう後戻りは出来ない所まで来てしまった。
「初めての餃子バーガー」改め、「初めての餃子ドッグ」である。


早速、オープンカフェ土偶たる琵琶湖畔に到着。まず餃子を焼く。
何気に一番美美味しくて値段もお手ごろの土偶の一番のお気に入り餃子「珉珉のせみ餃子」である。
20100925minmin.jpg
「みんみん」だけに「せみ」というよ~く考えなければ気付かないダジャレもヘタウマなセミの絵もあまり美味しそうに見えないパッケージ写真も控えめで好感が持てる。
こいつを油を引いたフライパンで焼く。
20100925gyouza.jpg
まず中火で焼き、きつね色になったら強火にして差し水をして蓋をして蒸し焼きにする。水が全部蒸発すれば完成。
餃子を焼いている最中にパンも火で炙っておく。
20100925dog.jpg
パンが焼けたらちぎったレタスを挟んでおき、餃子が焼けたらタレに浸して染み込ませた後にパンのレタスの間に挟む。
とりあえず完成である。餃子の焼き具合もパンの焼き具合も申し分なく、餃子とパンとレタスはベストの状態である。
20100925gyouzadog.jpg
どんな味か全く想像できないけど、勇気を出して食べてみる。
記念すべき初体験!!(餃子ドッグ)
一口食べると意外に美味しい。
二口、三口と冷静に食べてみる。
おお、これは美味しいじゃないか。勇気を出して作った甲斐があったよ。レタスとパンと餃子と餃子のタレがぜつみょーなハーモニーってやつである。
20100925gyouzadogup.jpg
炭水化物が二層あるせいか、味の方向性としては「やきそばパン」に近い気がする。
しかし名前からイメージされるのとは対照的に上品なあっさりした味でこれは美味しい。
「意外に美味しい」ではなく普通に食べ物として「あり」な美味しさである。
当然の事ながら餃子の味もするし、レタスの味もするし、パンの味もする。
それでいて美味しいのはとても不思議で、食べているだけで笑えてくる。
あまりにも美味しいので焼いた餃子全てを餃子ドッグにして食べつくした。
何本も餃子ドッグを食べ、餃子ドッグに慣れてしまうと、始めは食べてるだけで笑えた、あれだけ嬉しくて感動的で驚くべきものであった餃子ドッグがもう当たり前のようになって来る。
あれだけ
傷つくのを恐れるあまり餃子ドッグに臆病だった私
が気がつけば
餃子ドッグは美味しくて当たり前。ヒャーッハ
と傲慢になっているのに気付くのである。
そう、いうまでも無く餃子ドッグは乙女の恋と同じなのである。
餃子ドッグはただ美味しいだけでなく、乙女の恋をも追体験させてくれるのだ。
ぜひ皆様も餃子ドッグを!
すばらしい餃子ドッグ!アメージング餃子ドッグ!
餃子とドッグの出会いこそアメージングなのだ!
とはいえ、餃子とパンを組み合わせることよりも、餃子ドッグと乙女の恋を一緒にする事の無理やりさの方がアメージングですわな。

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