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図らずも同級生あること、かつ共通の知人が数人いた事が判明した人と話し、お互い「みんないなくなるね」的な感想を述べ合う。
話しているうちに、卒業前後当時の「なんと遠いところに来てしまったのだろう」という感慨を抱いた状況を思い出したが、その当時から見れば今も「遠いところに来た感」を抱くのに十分値する状況だろう。
それでも、俺が変わったのかと言えばたぶん殆ど変わっていないような気がする。
実際にやっていることは全く違うけど、考えていることは殆ど変わらない。
結局何も変わってないなぁ。などと昔を思い、遠い目で自転車を漕いで帰って来た。


「ナベをかぶる」と「ニュース速報板を見る」は全く違う行動に見えるけど、実は「地震だ危ない!」という同じ原因から端を発する物かもしれない。
また、「雪山に行く」という行動でも、「雪が全てを隠してくれるさ」や「ビッグフットを捕まえる」など複数の欲求が原因になりうる。
現象や状況だけを見たところで本人が何を志向しているのかは判らないし、欲求が同じでも全く別の行動を取りうる。
なんとも難しい世界にわれわれは住んでいる。
人に対して「絶対理解されるはず」だとか「絶対理解できるはず」とか期待するのがそもそも間違いであるに違いない。
そう考えれば、楽になるのか辛くなるのかは志向性の問題であり、んでもってどうすべきなんかもまた欲求が求めるところになってくるので、結局振り出しに戻るのであった。

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