布団で本で吹っ飛んだ問い
2007年3月28日
上司が蓄えていた髭を剃っていて、見ているだけで思わず顎に手が行くのを感じつつも、その行為の意味するところを考えるにつけ朝から胸が熱くなる。
前日に送別会から帰った後、直ぐに寝りゃぁ良いものをあれやこれやで結局寝たのが朝方だったので、今日はまぁまぁふらふら寝不足気味である。
まだ暗くなり切っていないうちに仕事を終え、あたりの薄明かりに後ろめたさを感じつつ家に帰り、激しく眠たく睡眠に魅力を感じつつも、激しく本を求める私がいる。
この場合、睡眠を求めるのは肉体であるのか精神であるのか。本を読むのを求めるのは精神であるのか肉体であるのか。
というのは究極的にどうでも良い問いに思える。
「我思う、ゆえに我あり」はそれらしく感じられても、精神と肉体を分けるととたんに話がややこしくなる事も沢山ある。
とりあえずこの場合に限っていえば、布団で本を読めばそんな問い自体が吹っ飛ぶのである。