深読みすれば何でも渋い
2007年5月27日
市民ホール玄関での無料コンサートでベートーヴェンのピアノソナタ24番をフルで演奏するとは渋すぎる。
一曲目にショパンの「ノクターン」かなんか、二曲目がベートーヴェンの「ピアノソナタ24番嬰ヘ長調」、三番目がリストの「愛の夢」、四曲目が…忘れた…けど曲目を見て考えてもやっぱり渋すぎる。
シャボン玉の膜は光学顕微鏡で見えるほぼ限界の薄さだそうである。シャボン玉より厚い世界はニュートン力学、シャボン玉より薄い世界は量子力学が統べる世界と言うわけで、そう考えるとその全く別の世界を隔てるシャボン玉も凄いような気がしてくる。
しかしながら、シャボン玉が凄いわけではなく、シャボン玉に発現したモノが凄いわけで、そこを計り間違える事が多い。”「わたし」が偉大なのではなく、「わたし」において現れた真理が偉大である”というアレである。
まぁシャボン玉一つ取っても、表面張力、極小曲面、光の干渉など実に様々な真理が垣間見られるわけで、世の中にあるものはなかなか侮れないと思った日曜だった。