グレン・グールドのベートーヴェン三大ピアノソナタ/パンセを読み始める

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グレン・グールドの演奏するベートーヴェンのピアノソナタ23番はとても遅くて、全然「熱情」に聞こえないけど、これもアリアリ。
しかしながら8番はベタベタにとってもいい感じ。こういう内向的で自己愛に満ちたような演奏は彼向きだ。
グレン・グールドの引くベートーヴェンは全然ベートーヴェンという感じがしない。
それでも、ベートーヴェンでなくグレン・グールドの演奏とだけ思えば、何ともいい感じである。
ベートーヴェンだからといって物怖じするどころか、逆に大暴れするような彼の演奏の弾けっぷりが素晴らしい。
でも、大好きなグレン・グールドが、大好きなベートーヴェンのピアノソナタを弾いたからといって、私にとってベストにはなり得ないところが人間の不思議さである。
ようやくにしてパスカルの『パンセ』を本格的に読み始めた。
口を開けば罵詈雑言なニーチェをして「血をもって書いたもの」と言わしめただけあって、何とも重い本である。彼の真摯さや真剣さがひしひしと伝わってくる。
とりあえず第1と第2章を読んだけど、一度にがーっと読むような本じゃないや。これは

2件のコメント

  • 私の場合は81年ゴールドベルク変奏曲ですごいショックを受けてからグールド好きになりました。
    今調べて始めて知ったのですが、そんな番組やっていたとは。これは見ねば!と思ったのですが、デジタル放送のみなんですね。残念…

  • グレン・グールド
    私に多大な影響を与えた
    偉大な
    ピアニストです。
    バッハ好きの私が
    それまで
    リヒテル
    (スヴァトスラフもカールも)
    でバッハを聴いて来ていたが、
    図書館でふと
    手にした平均律クラヴィア曲集
    グレングールド版を
    聴いてからは
    彼にのめり込んでしまいました。
    来週のNHKの
    グレン・グールド特集
    第3回目が
    楽しみですね!

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